2月26日(金)の記 電話という暴力 (2021/02/27)
電話という暴力 ブラジルにて
今日は親類のところに泊まり。 夕食をこさえてご一緒して、別室だが夜間のもしもの事態に備える。
夜も深まる21時、電話。 日本語だ。 主と話したいという。
自室でしばらく応対していた主は、僕に代わってくれという。 男性、80代ぐらいだろうか、一方的に話しまくる。 ポルトガル語がわからないという触れ込みで、僕の名前も知っているという。 話をしたいから都合をつけろ、今からでもそちらに行こうかと言い出す。
まったく緊急性も感じられなければ、そもそも興味も持てない。 それに面識もないのにこちらの都合は問答無用。
こっちがキレるか電話をきるか。 しかしこの家を知っているようで、そもそも常識とは縁遠そうな相手だけに今後の凶行も懸念しなければならない。
この男性の通訳をしているという日本語のたどたどしい女性に変わった。 ポルトガル語で最低限のことをきつく申し上げて電話を切る。
ブラジルは24時間で1582人の死者というコロナ禍最悪の数字が今朝の複数の新聞の一面を飾っているのだが。 こういう常識を僕とは異にする邦人がご意見無用でおさまっているだけに、いやはや。
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