3月7日(日)の記 サルガドの『エクソダス』 (2021/03/07)
サルガドの『エクソダス』 ブラジルにて
セバスチャン・サルガドの写真集はどれも大きく分厚く重い。 この英題『エクソダス』もしかり。 手もとにあるポルトガル語版は西暦2000年の発行。
調べてみると、日本では未完ではないか!! 余儀なく故郷を、居住地を去らざるを得ないこの星のあまたの人たちにサルガドのレンズが向けられた。 国数にして約40か国。
この写真集こそ、鎖国をいく今の日本で広く共有されるべきだと思う。 この本ではサルガドの著作としては珍しく、別冊として各写真についての詳細なキャプションとバックグラウンドの解説がある。 恥ずかしながら僕自身、これをきちんと読んだ形跡がない。
猛省とともに読み直そう。 今は明朝未明に迫った江古田映画祭のオンライントークに備えねば。 さあ今度のは今までのなかでいちばん難しいぞ。
|