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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/04/10)
3月29日(月)の記 いまさら聞けない有精卵

3月29日(月)の記 いまさら聞けない有精卵 (2021/03/29) いまさら聞けない有精卵
ブラジルにて


昨日、路上市でジャンボサイズの有精卵を1ダース買ってきた。
同じものを前週も買ったが、黄身の色がずっしりと濃い橙なのに驚いた。
値段は一個あたり邦貨で20円程度。

ウエブ日記にこの買いもののことなど書きながら、そもそも有精卵は具体的にどうカラダにいいのか知りたくなってきた。
それ以前に、実際に有精卵は優れているのだろうか?

かつてブラジルでも超大手の部類の養鶏業の主である日本人に聞いたことがある。
この人に言わせれば、有精卵も無精卵も変わらないし、無精卵の方がかえって衛生的に優れているとのことだった。
その人からいただいた卵は1ダースのパックのなかに腐ったものが複数あり、自慢や理屈はともかく…と思ったものだ。
卵の殻が驚くほど薄かったが、その分、割れやすいのかもしれない。
欧米への視察や欧米の技術を導入していることを自慢されていた。
長い話のなかに、ついぞ地球環境や人と鶏の健康といった問題意識がうかがえることはなかった。

そんな御仁や大手に対する反発が、僕により有精卵を求めさせたのかもしれない。
さて、検索してみると。
有精卵と無精卵は、栄養、味において違いはない、というのが上位を占める。
保存期間は無精卵の方が長いという。

有精卵生産者関係では「いのちがある」から、特別の酵素があるから有精卵の方がよい、という。
具体的な特別な酵素などは不明。

卵黄の色味は餌の種類による由。
赤っぽい方が美味で栄養がありそうに思えるが、これは思い込みのようだ。

玄米と白米の違いと同じ、という表現もある。
玄米の場合は具体的にどのような栄養素があるか等の科学的なデータがあるのだが、タマゴの方にはいまのところそれがみあたらない。

ニワトリが受精していなくても卵を産むのは「品種の改良」によるもので、女性の排卵と同じ、という。

値段は張り、保存期間は短くても、できれば有精卵かな。
無精卵の方は、生命の基本がゆがめられているように思える。
散歩も外出も面会も許されず、カプセルホテルのなかに生涯、閉じ込められて「生産性」のみを求められた人の「生産物」を想像してみる。

かといってヒヨコなりかけの卵は、僕の文化的に食べたくはないけれども。

追記:ニワトリの有精卵は、いまや人類の頼みの綱のワクチン作成に用いられているという。
この仕組みはもう僕の理解をはるかに超えているのだが。





 


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