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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/10/28)
9月22日(水)の記 ブラジル歌舞伎事情

9月22日(水)の記 ブラジル歌舞伎事情 (2021/09/23) ブラジル歌舞伎事情
ブラジルにて


こういう店をなんと呼んだらいいか。
…乾物屋かな。
わが東京の実家付近にも半世紀ぐらい前にはそんな店があったかと。

最近サンパウロでも健康志向の明るい雰囲気の「乾物屋」が増えてきた。
穀類、豆類、香辛料から菓子類までを量り売りする。
わが家の前のアヴェニーダには両側、至近に2軒オープンした。

向かい側の店で、日本の歌舞伎揚げに似たものを見つけた。
「コメ製ビスケット」とポルトガル語で書かれて、一口サイズの揚げせんべいだ。
日系人がつくっているのか聞いてみたが、製造元まではわからないという。

そもそもなぜに日本であれを歌舞伎揚げというのか調べてみた。
なんだ。
日本敗戦後の新しいものではないか。
東京の天乃屋というメーカーが1960年に発売、包装に歌舞伎の緞帳の柄をあしらったから、とな。
関西にはほぼ同じの「ぼんち揚げ」というのがあるそうだが、これも敗戦後の生まれだ。

訪日時にはブラジル持ち帰り用に乾物屋ならぬスーパーでよく買っていた。
こういうのは食べだすとやめられない。
ブラジルでも日本からの輸入品も出ていると記憶するが、贅沢品の値段で手が出ない。

まさか、ブラジルの乾物屋で手に入るとは。
これまでスパイシー味、バーベキュー味、トマト味が売られていた。
バーベキュー味はずばり醤油味で「歌舞伎揚げ」そのものと言ってもいい味。
100グラムで200円弱。

今日、訪問する日本人のお年寄りのところにお土産に持って行ってみよう。
今日はこちらの暦で春を迎えた。
春に、かぶく。



 


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