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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/10/28)
10月2日(土)の記 コリアン街にて

10月2日(土)の記 コリアン街にて (2021/10/03) コリアン街にて
ブラジルにて


わが子と、コリアン料理の食べ放題の店はないかという話になり。
ネットでそれらしいところを発見。

住所はダウンタウンのコリアンタウンだ。
以前わが子が探した店は夜のみだったので、断念していた。
今度のは朝9時から!とある。

一角はかつてはユダヤ人だった。
今もシナゴーグがあり、それとわかる衣装と風体の男性も見かける。
第2次大戦後に韓国人が集まるようになり、衣服製造などに従事した。
その労働力としてボリビアなどからの人が新たに集うようになってきている。
多民族国家ブラジルのダイナミックな相の一面を垣間見ることができる。

店は14時までなので早めに、というわが子の声で、それでもわかりにくい店で到着は11時半になった。
客は誰もおらず、入り口にいた韓国女性だろう人に聞くと、あと20分したら、とのこと。

近くを歩いて時間をつぶすことにする。
と、カーニヴァルの練習のような打楽器の音が聞こえてくる。
音源に向かってみると、なんとチョゴリをまとった人たちのデスフィーレ:パレードだった。
スマホ撮り。

今日は家族サービスをメインとするため、深追いをせず。
https://www.facebook.com/jun.okamura.733/posts/10224557518460437?notif_id=1633268538552133 ¬if_t=feedback_reaction_generic&ref=notif

韓国では秋夕(チュソク)という秋のお彼岸時の行事が重要と聞いていた。
その関連かな?
写真を拡大するとhanbok(韓国の伝統衣装)と書かれている。
チョゴリのデモンストレーションか。
さらに調べてみると、10月3日は関天節という韓国の建国記念日らしい。

店で韓国人だろう女性に聞いてみるが、先方のポルトガル語も相当に厳しく聞き取りにくく、聞き取りでは詳細は不明。

さてこのお店、数えきれないほど、どれも一口ずつにも及ばないほどの品数だった。
特に目を見張ったのが、巻きずし風にきれいに飾った卵焼きと太巻き。
日本流では見た覚えのないようなセンスで、つい箸が出てしまう。

台湾のオデンの具にも日本では見たことのない美しい色合いのものがあった。
日本帝国主義が持ち込んだであろう食文化を、見事に独自に開花させたものといっていいかもしれない。
食のダイナミズムだ。

向かいには、10人ほどの大グループ。
韓国人らしき人が数人、あとは非オリエンタルなブラジル人。
とくに会話が弾むわけでもない。
コリアン経営の職場のメンバーかな。

横並びには生活感あふれる韓国人家族。
この人たちがなにを好んでいるか観察しないと。

ふと。
僕がはじめてブラジルを訪ねた頃の「日本人街」を想い出す。

韓国文化に通じた人と一緒だったら、食べ物の解説だけでもさぞ面白かろう。
途中で、あまり感じのよくないブラジル人の給仕が「冷麺はいるか?」と聞いてくる。
別料金か聞かずに頼んでしまう。

これがなんとも美味。
しかも追加料金はなし。

去年、パンデミックがなければ韓国を訪問するはずだった。
もう縁もないだろうと思ってハングル文字入門書をほったらかしてしまったけど。
味から魅かれる近くの文化。






 


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