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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/10/28)
10月3日(日)の記 味の記憶

10月3日(日)の記 味の記憶 (2021/10/03) 味の記憶
ブラジルにて


わが家の前の大通り。
朝から酩酊した半裸の路上生活者。
「ういー、カシャッサ(サトウキビの蒸留酒。ピンガ)飲みてー」とうなるのが聞こえた。
歩行中の僕を見て「おい、カネくれよ」とせびってきた。

もちろん無視。
この集団は犬を何匹も連れているので、それも怖い。
路上の人に石で殴りかかられて負傷、犬に嚙まれての負傷といったアクシデントも付近で続いている。

今日は朝からいろいろと動く。
夕方には少し早い時間に帰宅。
夕食のプランを立てて。

今朝、路上市で「薔薇ライム」と呼ばれる見た目も味もワイルドなライムを買ってきた。
朝のおじさんではないが、これでカシャッサが飲みたかった。
かなりジューシーなライムである。

ツマミに…
干しアンズが目に入る。
ふつうは甘いものをツマミにはしないのだが。

口に含んで…
あ。
日本の亡兄を想い出した。
兄が小6の頃か。
亡母が瓶入りのアンズのシロップ漬けを買ってきた。
これを母も兄も僕も好んだ。
兄が妙な声色で「アーンズー」を叫んでいたな。

ほとんどアンズを食べることがないので、こんな50年以上前の味からの記憶がよみがえったのか。

これは一昨日だったか。
ブラジル製のジンの、はじめての銘柄を買ってきてジントニックをこさえた。
ひと飲みして。
ジャズバーが浮かんだ。

日本の大学時代、少し「ズージャ」をかじったことがある。
ジャズバーでオーダーするのが、ジントニックだったのだろうな。
中目黒に「A列車」というジャズバーがあって。
深夜2時ぐらいまでの営業で、終電の時間でも間に合った。
で、テレビ屋になってからも何度か階段を上がっていった覚えがある。
これは40年近く前。

味や匂いの記憶、歳月を経てこんなに鮮明とは。







 (執筆途中)


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