3月22日(金)の記 ナゾのコンセイソン (2024/03/26)
ナゾのコンセイソン ブラジルにて
メトロで二駅ほど先の距離にできた天然発酵パン屋に買い出しに行くか。 途中にちとヤバい橋があり、徒歩にするかメトロで行くか迷う。 ええい、覚悟を決めて歩くか。
ちなみに、地下鉄だと Conceição駅。 聖母マリアの受胎を意味する言葉だ。
サンパウロ、いやさブラジルの地名の多くはカトリック起源の言葉と言っていい。 変わったところでは先住民の言語由来のものがある。
どうしてあのあたりはコンセイソンというのだろう? たいがいはその名にちなんだカトリック教会があるというのがオチ。
ところがここはそうはいかなかった。 かつてコンセイソン街道というのがあったそうだが、なぜその街道の名が聖母の無原罪の宿りに由来するのかは不明、というのがポ語で検索した結果。
カカオ粉にチョコレート塊、オレンジ入りのサワードゥを買ってみる。 この店の経営は日系人のようだ。 サンパウロの天然酵母パン屋を10軒以上まわったかと思う。 若い日系女性が経営しているのが複数あった。
彼女たちのDNAに刻まれた縄文期以来の発酵嗜好が新大陸にて萌芽、いやさ発酵の時期を迎えたか。
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