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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/05/03)
3月25日(月)の記 聖市・聖週間・聖骸布

3月25日(月)の記 聖市・聖週間・聖骸布 (2024/03/28) 聖市・聖週間・聖骸布
ブラジルにて


カトリック暦では昨日から聖週間である。
特にそれを意識したわけでもないが、徒歩圏にある聖ユダ・タダイ聖堂付属のカフェテリアに足が向かっていた。

おや、聖堂地下のスペースで展示イベントが。
聖骸布写真展とな。
聖骸布。
イタリア・トリノの大聖堂にある、磔刑にされたイエス・キリストの骸を覆ったとされる聖遺物である。
これの真偽をめぐっての写真展だ。

これについては、知れば知るほどナゾが深まるばかり。
伝来は不明だが、西暦1353年にフランスで発見された。
20世紀後半以降の科学的な調査で詳細がわかってきた。
包まれていた人物の身長は約180cm。
布に付着していたのはヒトの血で、血液型はAB型。

この展示によると、遺体は聖書の記載にあるイエスが受けた拷問を彷彿させる傷にまみれていたことが判明したという。
布の製作時期、生産地等についてはどんどん新しい分析で塗り替えられている。

・・・少なくとも日本の寺院にあるようなカッパや人魚などのミイラに比べると、はるかに信ぴょう性が高いようだ。
この展示はホンモノ、まさに聖遺物であるという観点だ。
もろもろ検索してみる。

そんなものへの調査についやすパワーを社会の救済に用いるべきだ、という宗教者の意見もあり。
ごもっともではあるが、それにしても。

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