3月28日(木)の記 神のコメディ (2024/03/31)
神のコメディ ブラジルにて
相変わらず、深夜・未明に目が覚める。 アルコールでも飲んでやろうかとも思うが、今日は午前中から運転ミッションあり。 あれの残りを、読むか… ついにようやくダンテの『神曲 地獄篇』を読み終える!
何度となく冒頭しばらくして中断して。 あらたにまたはじめから読み直していた。 角川の文庫版だが、奥付には元号記載しか見当たらず、西暦にすると2013年の改訂初版だった。
けっして読みやすくはなかった。 ページ下の注がそのページに収まらず、ずっと先に続くこともしばしば。 今日のキリスト教的認識、人権意識からしてげんなりする記載も少なくない。
14世紀初頭のイタリアの知識人のひけらかす教養についていくのも、なかなかしんどい。 そして主人公が地獄ツアーで見るものには、ダンテの現世での政治的社会的な恨みつらみが見事に反映されていて。 それを理解するのもたいへんだけれども。 ワタクチも、こういうの、やってみようかな。 一例をあげておこうかと思うが、ぐっとおさえる。
いずれにしても、ヨーロッパ最高峰とされる古典文学を形だけでもとりあえず制覇した。 日本語のウイキで、これの影響を受けた作品群を見ていくと…
なんと宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』まであげられているではないか。
|