4月4日(木)の記 カラシナの根回し (2024/04/05)
カラシナの根回し ブラジルにて
何度か冒頭から読んでは、ほどなくそのままになっていた岩波新書の『新つけもの考』。 今回は記録突破で未読のところまで達成。
面白いのだ。 ふむ、広島菜、野沢菜、高菜が「日本三大菜漬け」か。 広島菜というのにはとんと縁がないが、5月の訪広の際にでも。
あ! この本のなかに野沢菜の原図というのがあり、それに「蕪種」の文字が。 そうか、野沢菜はカブだったのか。 伝承では長野は野沢温泉村の住職が西暦1756年に京都遊学、天王寺カブを持ち帰ったのがはじまりとされる。 これが茎葉ばかりが異常に生育して、根が利用できなかったとな。
奇しくも昨日、白カブとカラシナを買ってきた。 特にカラシナは一日でだいぶ葉が黄ばんできた。 調べてみるとカラシナも白カブも野沢菜も、いずれもアブラナ科アブラナ属:Brassica属である。
カラシナを洗う。 ナルホド、根っこの部分が生育の悪いカブのように白くなっている。 いままでは茎から下は「削除」していたが。
白根の部分も刻んで、まずは厚揚げを細かく刻んだものと炒めものにしてみる。 白根の部分も加食で、ちょっとしたアクセントになるではないか。
まるで農業経験がないため、いまさらこんなことを知った次第。 さて、白カブの方はどうしよう。
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