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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/05/03)
4月9日(火)の記 アートとファサード

4月9日(火)の記 アートとファサード (2024/04/09) アートとファサード
ブラジルにて


先週から、ブラジル国際ドキュメンタリー映画祭が始まってしまった。
これはオンラインでは作品もプログラムも確認しにくい、僕には。

昨日は月曜で上映本数もわずかだった。
まずは今日、どれかテキトーなのを見に行って紙のプログラムを入手してきたい。
どれにするか…

サンパウロ文化センター:CCSPのシアターでの夜の上映作品にしよう。
いまはどんな展示をやっているか、アートの方の写真も拾えるかもしれない。

第33回CCSP展示プログラムというのを開催中だった。
いわば、現代アートのその先にあるような展示品が並ぶが…

レシートの紙を並べたり、トラックのシートに描き込んだり。
いまひとつ、快を伴なう驚きも喜びも僕には感じられない。
美しいともさして思えない。
そこいらのグラフィティの方が僕には面白い。

インスタ「今日のアート」はどうするか…
即撮の僕としてはかなり狙って、常設展示のこれを撮る。
https://www.instagram.com/p/C5j53R-OS6h/

さて今宵の映画。
『ANNA MARIANI - ANOTAÇÃES FOTOGRÁFICA』。
ブラジルの写真家について、ぐらいの予備知識だけで見てみる。

これは大当たりだった。
ある程度の年齢になってから写真を始めたブラジルの女性が北東部に通い、無数のファサードを写真に収めていく。
ファサードという日本語は一般的にはなっていないと思うが、装飾を伴なう建物の正面の部分、といったところか。
ブラジルにはヨーロッパから伝わり、貧困地域として知られる北東部の民家にすばらしいヴァリエーションと美を伝えてきたことを知る。

サンパウロあたりでも見られるが、僕はきちんと認識していなかった。
彼女のこの仕事は、ブラジルはもとより国際的に評価されていく。

かつてミナスジェライス州の教会の鐘付きのメロディのヴァリエーションをとらえたドキュメンタリー映画を見た。
その感動を思い出す。

見に来てよかった。
今後もブラジルで生きていくうえでの喜びをいただいた。




 


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