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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/12/08)
8月3日(土)の記 1910

8月3日(土)の記 1910 (2024/08/06) 1910
ブラジルにて


ブラジルでお世話になってきた邦人女性の頼みで。
彼女を訪ねてブラジルにやってきた日本人女性二人のサンパウロ見学の案内をすることになった。
一行は昨日ブラジルに到着。
僕は明日ブラジルを発つ予定。
一期一会だ。

先方三人と地下鉄パライーゾ駅で待ち合わせ。
駅構内に無料配布の避妊具が置かれているのが目についた。
この人たちにはこういうことも参考になるかも、と解説。

うわ、お三人とも無帽だ。
帽子をかぶっていると観光客っぽく見えるからやめるように言った、と知人が言う。
・・・今日も冬場とはいえ好天で外は日差しがきついのだが。
まずはリベルダージ駅で下車、地上へ。
スマホの撮影等、自己責任でお願いしますと伝えておいたもの、外でさっそくそれぞれスマホ撮りが始まった。

カトリック教会を中心にいくつかハシゴして、公営中央市場でオレンジジュース。
話してみると、4人全員が東京出身だった。
ご地域版のマイナーな地名で盛り上がる。

昼食は土曜だし、ブラジルのナショナルプレートのフェイジョアーダを、というリクエスト。
大衆系、観光客系はじめいろいろあるが…

中心街にあるサンパウロ市最古級の店に行ってみるか。
僕も入ったことはなかった。
僕が先に入って、店員によるナヴィゲートを待つが、シカトされてるのか…

まあ他を探すとなるとまた歩かなければならないし。
なんとかウエイターを捕まえる。

出だしはムム、だったが、スペースは広く安心感もある(こちらネイテイヴの家人が先日、レストラン内で盗難に遭っている)。

店の創設は西暦1910年。
第一回日本人移民船・笠戸丸の到着2年後だ。
奥地のコーヒー農場からエスケープした日本人移民が花のサンパウロに出てきて、開店早々のこのレストランを外から眺めていたかもしれない。





 


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