2月7日(金)の記 奴隷船の旅を想う (2025/02/16)
奴隷船の旅を想う →エチオピア→ブラジル
エチオピア航空はもともとたいしたサービスが望めなかった。 が、機材のいたみ、さらなるサービスの低下に驚いた。
今回、行きと帰りで乗り換えを入れて計4回のフライトをしたのだが… うち3回はテレビモニターが壊れていた。 読書灯も非常ボタンも機能せず。 うち1回は隣席が空いていたので、隣に移動。
さて最後のアジスアベバからサンパウロまで約13時間のフライトも故障席。 USB接続ジャックも壊れている。
何度となくクレームをして、客室乗務員チーフというのと話す。 エコノミーはほぼ満席、僕はパンデミックで期限切れとなったが、エチオピア航空のゴールドカードも所持している。 ビジネスクラスの空席への格上げを狙ったが、あまかった。
「機内モニターが壊れているなら、スマホでも見ていればいいじゃないですか」 「まだ10時間以上もフライトがあるのに、とてもバッテリーが持ちませんよ』 「USBを使えばいいじゃないですか」 「USBジャックも壊れているし、読書灯もつかないんですよ」 「隣の席のUSBジャックからつなげばいいでしょ?」 「隣の席のおじさんがしっかりUSBジャックを使ってますよ」 「もちろんビジネスクラスへの変更などはできませんよ」 こんな調子である。
エコノミー唯一の空席は、真ん中の席。 客室乗務員同行でそこの席に移動することにするが、通路側の中国人が僕を通させようとしない。 しかもこの男、スマホの音声をイヤフォン無使用で垂れ流し続けているのだ。 反対側はおそらくアルゼンチン人の女、スペイン語で簡単に「失礼します」等の言葉がけをしても無視されるばかり。
トイレはこの女が立った際に奥の空きトイレを見つけてさっと済ませるが。
かつてのアフリカからの奴隷船の旅を想うのには、いい機会だったかもしれない。
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