4月13日(日)の記 ソフィアは… (2025/04/15)
ソフィアは… ブラジルにて
日曜だが、日本への急ぎの通信事項が複数あり。
編集作業そのものは、熟成期間とする。
さて。 気になる映画がある。 日曜も見に行くのは気が引けるが、あとがあるかわからない。 いくか。
『Sofia Foi』というブラジルの新作映画。 これを見たうえで、訳し込みがむずかしいが『ソフィアは行った』という意味合いと思っていた。
が、1990年生まれの監督のウエブページを見ると英題は『sofia was』とある。 went ではなく was か。 『かつてソフィアはこうだった』ということか。
ソフィアというサンパウロ大学の女子大学生が主人公。 これまでの住まいを出なければならず、荷物を引きずってサンパウロ大学のキャンパスをさ迷い歩く。 彼女はキャンパス内でタトゥー彫り師として稼いでいるようだ。 彼女の過去の記憶が錯綜する。
フィクションとドキュメンタリーのミックス、と解説にあり。
この大学と学生の生態に興味があっただけに見ておいた次第。 余白が多いというか、思わせぶりなシーンがいくつかあるが、起承転結でいえば「起承」ぐらいまでで切り替わってしまう。
10年以上前になるか、サンパウロの東洋人街が舞台の劇映画を見た。 夜、地下鉄に乗っていた男が、東洋人街の異空間に迷い込んでしまう、という話。 それ以上は思い出せないのだが、余韻余白が今も続いている。
東洋人街もサンパウロ大学学園都市も、僕にとってはワンダーランドだ。
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