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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2025年の日記  (最終更新日 : 2025/04/24)
4月13日(日)の記 ソフィアは…

4月13日(日)の記 ソフィアは… (2025/04/15) ソフィアは…
ブラジルにて


日曜だが、日本への急ぎの通信事項が複数あり。

編集作業そのものは、熟成期間とする。

さて。
気になる映画がある。
日曜も見に行くのは気が引けるが、あとがあるかわからない。
いくか。

『Sofia Foi』というブラジルの新作映画。
これを見たうえで、訳し込みがむずかしいが『ソフィアは行った』という意味合いと思っていた。

が、1990年生まれの監督のウエブページを見ると英題は『sofia was』とある。
went ではなく was か。
『かつてソフィアはこうだった』ということか。

ソフィアというサンパウロ大学の女子大学生が主人公。
これまでの住まいを出なければならず、荷物を引きずってサンパウロ大学のキャンパスをさ迷い歩く。
彼女はキャンパス内でタトゥー彫り師として稼いでいるようだ。
彼女の過去の記憶が錯綜する。

フィクションとドキュメンタリーのミックス、と解説にあり。

この大学と学生の生態に興味があっただけに見ておいた次第。
余白が多いというか、思わせぶりなシーンがいくつかあるが、起承転結でいえば「起承」ぐらいまでで切り替わってしまう。

10年以上前になるか、サンパウロの東洋人街が舞台の劇映画を見た。
夜、地下鉄に乗っていた男が、東洋人街の異空間に迷い込んでしまう、という話。
それ以上は思い出せないのだが、余韻余白が今も続いている。

東洋人街もサンパウロ大学学園都市も、僕にとってはワンダーランドだ。

 


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