移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2025年の日記  (最終更新日 : 2025/04/24)
4月17日(木)の記 聖木曜日に

4月17日(木)の記 聖木曜日に (2025/04/20) 聖木曜日に
ブラジルにて


聖木曜日である。
午前中は自宅で作業をして…

これに行ってみるか。
https://museuartesacra.org.br/livro-objeto-a-arte-da-encadernacao-a-partir-do-acervo-do-mas/
サンパウロ宗教美術館の、最寄りのメトロ駅の構内にある分館での期間限定の展示。
「作品としての書籍:製本のアート」といったところか。

小規模の展示ながら、地下鉄の構内にこうしたものがあるのがうれしくて。

地上はコリアンタウンが近い。
午後の中途半端な時間でも開いていて、さほど高そうでもないコリアン飯屋に思い切って入ってみる。
ビビンバでも、と思ったが、チャジャンミョンに宗旨替え。

待つことしばし。
尋常ではない容貌のブラジル人の男が怒鳴り散らしながら店にやってきた。
「この店は詐欺だ!」
主張は聞き取りにくいが…、
この男の連れ合いがここで働いていたものの、きちんとサラリーが払われずに店の人間が韓国に行ってしまった、といったことらしい。

店には僕のほかに客が二組。
経営者らしい韓国人の女性が男をなだめにかかる。
これが背後で行なわれているので落ち着かない。

男が凶器を持っている可能性もあるし。

男は椅子に座り、缶コーラを飲んだりスマホをいじったり。
薬物の影響があるのか。

せっかくのチャジャンミョンも…
誰かが通報したのだろう、軍事警察官がひとりやってきた。
男は目を合わせようともしない。

こちらは肝の座った経営者らしき女性に支払いをすます。
ポルトガル語でお詫びを言われるが、ねぎらいの言葉を返して。

なかなか引き取り手のない高額紙幣で支払いをしたのだが、問題の男がすぐ近くにいて落ち着かず、きちんとお釣りを確認しなかったことを後悔。

お気に入りのコリアンカフェで読むべきものを持参したのだが、なんだか疲れてそのまま帰宅…






 (執筆途中)


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2025 岡村淳. All rights reserved.