5月30日(金)の記 『阿修羅の流れ』のごとく (2025/06/06)
『阿修羅の流れ』のごとく 日本にて
わがふるさと目黒区のとなりながら、大田区は知らないことばかり。 音楽家の伊東乾さんのご教示で知った大田区立龍子記念館に行ってみる。
日本画家・川端龍子の作品がごっそり展示されている。 まずはざざっと館内を見て…
奥の方にあった作品に目を見張る。 渓流の水しぶきがX字に描かれた大作の中央に、クロアゲハのような黒蝶が浮かんでいる。 『阿修羅の流れ』。 西暦1964年、川端龍子79歳の時の作品だ。
近くにソファもあり、座り込んでこの絵に見入る。 ひとつの作品をこんなに見つめるのは、久しぶりだ。
ああ、そういいえば! 向田邦子さんの『阿修羅のごとく』のあの家は、大田区という設定ではなかったか!? 検索してみよう。
うーむ、これといったヒットはないが…
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