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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2025年の日記  (最終更新日 : 2025/06/17)
6月5日(木)の記 三原山・ギアナ高地・パタゴニア

6月5日(木)の記 三原山・ギアナ高地・パタゴニア (2025/06/14) 三原山・ギアナ高地・パタゴニア
日本にて


宿の窓から三原山方面を望むと、いちめんの霧。
ギアナ高地の旅を想う。
午前4時半に宿を出る。

溶岩の砂利道をひたすら歩く‣登る。
昨夕も誰にも会わなかったな。
ふたたび火口をまわる「お鉢まわり」の小径に到達。
いざ。

一部の溶岩に付着する地衣類やコケ類に目がいく。
ふむ、場所によってはクッションプラント状の繁茂がある。
移民植物学者の橋本梧郎とパタゴニアで出会った、あれだ。
https://www.youtube.com/watch?v=nmwilHVlOvo

三原山の火口深くまで見下ろせる地点では、息をのむ。
地球の、なまなましい裂け目。

周囲の太平洋が、朝日できらめく。
植物から地理、地質。
移民史から、いっきに博物誌へ。

ようやく、運動系らしい若い男性に出会い、会釈。
まことに貴重な、僕にとってのイニシエーションの道行だった。

三時間半ほどの早朝のディープな散歩。
宿に戻ってひと風呂いただいて、伊藤さんと朝食。

伊藤さんはふたたび富士見観音堂へ。
僕は元町の御神火温泉に移動、改めて入湯。
畳の広間で横になり、午後の船の時間までまったりと。

よく歩いた。


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