8月14日(木)の記 カショーホケンチな街 (2025/08/19)
カショーホケンチな街 ブラジルにて
体調もまだ万全とはいかず、どうもうだつがあがらない。
今日はサンパウロの隣の町に行ってみる。 メトロと電車を乗り継いで。 この電車に乗るのは初めてで、わくわく。
おう、駅を降りると、東京のちょっとにぎわう駅前の感じ。 駅前からアーケードの通りがあって。 日本のシャッター街など想像もつかない、ほどよい人の動きがある。
これのことか! この通りに、ホットドッグのスタンドがまさしく林立している。 ブラジルではホットドッグは英語そのまま表記もあるが、hot dog直訳の「熱い犬」カショーホケンチというのが一般的。 さて今日はホットドッグの由来発掘は割愛。
この町に通じる人が、衛生に問題のある店があるからなどと言っていたが、ここのことだったか。 数百メートルのアーケード街に同じようなホットドッグのスタンドが数十件。 値段もメニューもほぼ同じで、どこか一軒といってもこれは迷う。
初めてきた目にはかなり奇異に見えるが、地元の人にはあたりまえになっているのだろう。 僕にはまず、なぜ?が浮かぶ。
それにしても、ここに観光やグルメで来る人は考えにくい。 地元民相手にこの異常なホットドッグ産業が成立しているのだろう。
外から見ると奇異で、地元では当たり前という事象が僕は大好きである。
山形県村山地方では、四十九日が過ぎてから故人の下顎骨を宗派を問わず山寺に収める、といったような。
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