8月30日(土)の記 ブラジルの田舎和食 (2025/09/03)
ブラジルの田舎和食 ブラジルにて
サンパウロ市近郊の仏教寺院での法要に行く。 土曜でもあり、アプリではわが家から車で1時間半と出ていたが… 2時間近くかかる。 高速通りの料金所で10分近く待たされたり。
法要のあと、お寺で仕出しのお斎(とき)。 この町は日系人が多く、地元の日系の仕出し屋の手配で、基本的に和食。
巻きずし、稲荷ずし、煮しめ、ビーフンの炒めもの、春雨の酢のもの、そしてこちらでサウガジンニョと呼ばれるコロッケ風の揚げもの数種。
難を言えば、巻きずしの海苔のクオリティがかなり落ちる。 ヤカンで配られる日本茶がひどい。 これはお茶のクオリティと水のクオリティの問題だろう。
あとはそれなりに面白かった。 ビーフンにはさつま揚げ、ヒジキ、インゲン、錦糸卵など具沢山。 春雨はキュウリとワカメ入りだが、ほとんど春雨。
サウガジンニョは日本にはコロッケの文化があるせいか、ブラジルのそこいらのものより日系人のつくったものが僕にはおいしいこと、しばしば。
この地に入植した日本人移民たちが、故郷の味とこちらで入手できる食材で編み出したものを、次の世代が引き継いだのだろう。
こうした移民国の庶民の日常的な文化を、記録・比較・研究するとそれなりに面白いことだろう。
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