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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2025年の日記  (最終更新日 : 2025/11/12)
10月23日(木)の記 フレームを超えて

10月23日(木)の記 フレームを超えて (2025/11/02) フレームを超えて
日本にて


さてさて。
訪日後最初のミッションは…
宿近くの郵便局で土産物送りや頼まれ送金など。

次いで渋谷で諸々の備品の買い出し等。

帰路、久しぶりに中目黒の郷さくら美術館に行ってみる。
「現代鳥獣戯画展」というのをやっていて、常設の桜を画材とした作品群の展示はないという。

うーむ、失礼ながらこれならオリジナルの『鳥獣戯画』の方を見ていたい…
と、気になる作品あり。

横長の大画面の雪景色。
左端に狐がいる。
これが、見入れば見入るほど味わいがある。

作者は野地美樹子さん、タイトルは『影綴り』。
気になることがあって、受付で聞いてみた。

ちょうど学芸員の方がいて、こちらの疑問に答えてくれた。
今回、展示されている『影綴り』は会場スペースの都合で3枚組の左2枚のみを展示しているという。

うわ、まだ右があったのか!
今の状態のフレームを完形として脳裏に刻んでいただけに、これはショック。

作品のフレームは、だれが決めるのか?
それは、決まったものなのか?

フレームに制約されない作品…
僕自身の思考のフレームを外してもらった思い。


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