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12月16日(火)の記 「ただの事故」 (2025/12/19)
「ただの事故」 ブラジルにて
来年はじめの旅程をいっきに詰める。
拙作の方もさらに「ヤマ場」の編集…
して、午後から映画を一本みにいくことにする。 さる金曜日付で紹介した映画も今年のカンヌ映画祭で話題になった映画。 今日のは、ずばり今年のカンヌでパルム・ドール、最高賞に輝いた作品だ。 英題『IT WAS JUST AN ACCIDENT』。 イランのジャファル・パナヒ監督作品。 イラン、フランス、ルクセンブルクの合作。
イランの恐怖政治時代の当局による拷問に苦しんだ市民たちの物語。
先週みたガザの映画は日本公開となったが、こちらの映画は邦題もなく、日本公開の見通しは立っていないようだ。 しかし現在の日本の状況からすると、この映画で描かれる事態は日本の近未来を暗示するように思えてならない。
市民同士が疑い、憎しみを持ち、復讐と殺意を抱き続ける…
ホールの外に出ると、思わぬ雨。 カフェでも、と考えていたが、メトロも混み合いそうだ。 まずは、帰るか。
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