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1月16日(金)の記 サンパウロ州の山の大河 (2026/01/20)
サンパウロ州の山の大河 ブラジルにて
最新作の作業が一段落したら訪ねたいと昨年から思っていた。 去年のいつ頃からかな。
サンパウロ市と近郊を結ぶ電車の、最果ての駅。 大サンパウロ圏の鉄道網は粘菌のごとくそこそこに発達している。
その、海岸山脈の方向のどん詰まりへ。
駅名は、リオ・グランジ・ダ・セーラ:山の大河、の意だ。 何故こんな名前なのかを調べてみると趣深いものがあったが、一般向けに書くとなるとそこそこ長くなるので、また何かの機会にでも。
車窓の風景も乗客層も他の路線よりはおっとりした感じで、正直ほっとする。
おお、最果ての駅はサンパウロで二番目に古い駅舎とか。
風景をみていて気付いたこと: ・終点近くになると、パラナマツ:アラウカリアが出現する。 この樹はしかるべき標高ないし低温がないと生育しない。 サンパウロ市内よりだいぶ高いことがうかがえる。 ・山並みが迫ってくるが、平原が拡がっていてガマを彷彿させる植物が繁茂している。 これは終点から歩いてみて、細流の流れる湿原と確認。 夕方だったが、地元民らしい数名の釣り人がいた。
なんだか、気分は宮本常一。 だいぶこっちは劣るけど。
グラフィティ出現率は、サンパウロ市内の平均より高い。 日系人はいないことはないが、まれ。
駅から近い高台にカトリック教会あり。 守護聖人は聖セバスチャン。 なんとここの聖セバスチャンは、ひげもじゃではないか。 三島由紀夫を恍惚とさせた美青年の聖セバスチャンとは別モノの観ありだが、体に矢を受けた場所は同じのようだ。 これも検索してみると、奥深し。
いろいろな偶然の重なりから立ち入ったカフェのおじさんが、なかなかのインテリ。 ちいさい店でほかに客もなく、いろいろな話を聞けた。
彼は昨年、僕が何泊もしたサンパウロ市内の病院に長年勤めていたとのことで、これもびっくり。 スタッフのきちんとした病院だった。
ええっと、あとなにがあったけな…
そうそう、走行中の電車のなかをマウンテンバイクに乗って移動する若者がいた。 こんなのを見るのは生まれてはじめて、だと思う。
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