|
2月13日(金)の記 扶養家族を逃がす (2026/02/13)
扶養家族を逃がす ブラジルにて
わが家での滞在は3週間ぐらいか。 路上市で洗面器売りしていた、日本でいう玉レタスに潜んでいた。 こちらでは訳すと「アメリカレタス」と呼んでいる。
殻径5ミリ程度のカタツムリ。 おそらく外来種だろう。 レタスの小片とともに透明のプラスチックの容器で飼ってみることにした。
カタツムリもナメクジも、意外なことに新鮮な野菜類を好む。 とくにナメクジの場合、いたんだ野菜と一緒にしておくと、時を経ずに死んでしまう。 カタツムリは殻のなかに閉じこもるというサバイバル術があるのだが。 毎日、容器の手入れをしないほど気の毒なことになる。
数日後、家人がカタツムリが逃げたではないか、と台所で声を上げる。 流しの縁を這うものあり。 が、飼育中のものより一回り以上大きい。
別のがおそらくレタスから這い出したのだろう。
二頭を飼育。 カタツムリは一頭だけでも自家受精で産卵してしまう可能性あり。 共食いはないだろうが、どんどん増えてしまうかも。
家人より、僕の出家前に「処分」を要求される。 さすがにゴミ箱にぽい、はできそうもない。
わが共同住宅の庭スペースはバラなどが植えられている。 カタツムリには適さないだろう。
というわけで今日、メトロで二駅先の公園に出向。 二頭を小さな容器に移して。
おそらく外来種、農家にとっては害虫を自然林に放すのは気がとがめる。 が、この公園はもとは文化施設があったところ。 在来種の森の面影を留めるが、庭園用植物が植えられ、野生化したコーヒーの樹がそこかしこに見られるところ。
木陰の乾いた腐葉土の上に開放。 拙作『ナメクジの空中サーカス』のように、アリに襲われることを危惧。 だが、ここなら可能性がある。 午後には雨も来るだろう。
近くで昼食をして、現場に戻る。 おお、カタツムリの這い跡が光っている。 レタスや透明容器のなかではまるで這い跡がわからなかった。
どのぐらいまで成長するのか。 同定もかなわなかったけれど。
中学時代にこちらがズボラで殺してしまったセキセイインコのことを想い出してしまった。
|