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3月11日(水)の記 樹木考古学 (2026/03/20)
樹木考古学 →ブラジル
アメリカン航空機を乗り継いでのブラジルに戻る旅。 機内エンターティンメントサービスの映画は、日本映画が乏しいどころか、日本語版のものも乏しい。
残り時間も少なくなり、BBCのドキュメンタリー番組を見る。 機内でメモをしたものが見当たらないのだが、樹木考古学というのを紹介する番組が面白かった。
立ち木に、人為的に刻まれたものを研究するのだ。 たとえば、1944という年号とともにアルファベットで刻まれた名前。 この樹のあるのは、イギリスでノルマンディー上陸を控えた米軍兵たちが駐屯した場所。 研究者は、ノルマンディーに向かう若き米兵が刻んだのではと推測する。
そしてイギリスで帆船が制作されていた時代の、帆船用に残しておく樹の目印の刻み。 これが現在の人の高さに刻まれていることから、数百年を経て樹そのものは成長しても、人間の高さぐらいまでの部分は特に成長していないことがうかがえる。
今日では樹木になにかを刻むことは基本的にNGだ。 そうした「落書き」を僕自身、嫌悪感を持って見がちである。
だがこれも立派な研究の対象になるのだな。 故・古城泰さんが好きそうなジャンルである。
さあ、サンパウロに到着しました。 朝のラッシュにぶつかるが、ぶじに帰宅。
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