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4月1日(水)の記 霊石 ビジュル (2026/04/06)
霊石 ビジュル ブラジルにて
さきの訪日の沖縄旅行では、相当な量の本を買ってしまった。 浜比嘉島の「本と商い ある日、」さんでは我ながらあきれるほどの量を… 締めは那覇の真打ち「ウララ」さんで、店主の宇田智子さんが見つけてくれた驚きの一冊から宇田さんの続々と刊行されている著書まで。
泣きたくなるほどの分量となって土産類の購入は断念、那覇空港でひーこらと国内旅行用キャリングケースに詰め込んだ。
さらにブラジルへの持ち帰り… そのなかから今日は小原猛さん著『呪術奇談 霊石(ビジュル)』(竹書房怪談文庫)を読む。
小原さんは京都出身、沖縄に移住して怪談系の調査と執筆を専門としている。 短編集だが、いずれも事実に基づいている由。 これといったオチのない話が少なくなく、そこにかえってリアリティを感じてしまう。
タイトルの『霊石』にルビ打ちされた「ビジュル」の語。 なにやらポルトガル語っぽい響きだ。
それなりに推測してみる。 「内地」でいう「おびんずるさま」の変形ではないか? どうやら、ビンゴ!
あの宇田智子さんをとりこにしたほど沖縄には県産本が多いが、この沖縄の怪談集は「全国区」の竹書房の文庫本。
山形通いをしていた頃に、黒木あるじさん著の『山形怪談』を買って読み耽ったが、これも竹書房だった。 はるか縄文時代にまでさかのぼれるかもしれない山形の奇習が書かれていて、わくわくしたものだ。
わが少年時代に読み耽った『少年マガジン』や『少年サンデー』の怪異特集の読み物を想い出す。
ワタクチの原点は、あのあたりにあるように想う。
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