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4月28日(火)の記 ちびっこ宣教師 (2026/05/03)
ちびっこ宣教師 ブラジルにて
午後から気になるブラジルのドキュメンタリー映画を見に行くことにする。
『A voz de Deus』、邦訳すれば「神の声」。 Miguel Antunes Ramos監督、西暦2025年製作。
ブラジルの「ちびっこ説教大会」で脚光を浴びたふたりの少年のその後を、青年期まで紹介。 いずれも7歳ぐらいで頭角をあらわして、その方面では全国的に有名になったようだ。
ふたりともキリスト教福音派の家庭の生まれ。 暮らし向きや父親の職業からすると、ブラジルの中産階級のやや下の方、といった経済環境で育っている。
僕あたりにはきちんと聞き取れないが、それぞれ独自の口調と身振りで熱く「福音」を説いていく。 DVD等の売り上げも相当なものだったようだ。
日常として映し出されるのは彼女とのイチャイチャやゲームに興じたり、ヘヤースタイルや衣装にこだわったり、といったシーン。 聖書や神学書を読みふけったり、ひたすら祈る、といったシーンはなかったように思う。
日本でいえば… ちびっこ歌手や有名子役は思い浮かぶが、宗教系で活躍する少年少女というのは、現代では思い浮かばない。
カトリックでもミサで説教するのは司祭:神父に限られるし、それになるには何年も要するので早くても20代後半だ。
教祖のイエス・キリストのことを想う。 新約聖書の四つの福音書で少年時代のイエスについて言及しているのは「ルカによる福音書」のみで、イエスが12歳の時に神殿で教師たちの話を聞いたり質問をしたりしておられた、とある。
すくなくとも、少年時代のイエスが説教までしていたことは書かれていない。
ふたたび、ちびっこ宣教師のことを想う。 ちびっこ歌手の歌声に感動するオトナは少なくないだろう。 それに近いものがあるのかもしれない。
映画でフォローされた少年二人の「いま」は、そこそこに歩んでいる、といった感じである。 さらに大成したようでも、落ちぶれたりグレたり、という感じでもない。
いろいろ考えるヒントをもらった。
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