|
5月2日(土)の記 ロウソクの不燃焼 (2026/05/06)
ロウソクの不燃焼 ブラジルにて
ロウソクのことを書こうと思って。 ブラジルのカトリック教会やアマゾンの「死者の日」とロウソクのことでも書こうかと思いつつ... 画家の高島野十郎の目録を取り出す。
うーむ、やはり彼のロウソク画群はすごい。 いま気づいたが、彼の描くロウソクの炎はやたらに細長いものばかり。 かたやロウソクの残りは少ない観。 じっさいにこんな炎は生じるのだろうか?
ファラデーの『ロウソクの科学』角川文庫版をようやく読み上げた。 これはパンデミックの時期に入手。 日本の友人が、ブラジルへの航空便が途絶えたので船便でものを送りたい、希望のものがあればどうぞ、と言ってくれて。 その頃、気になっていたこの本をお願いした次第。
いらい何度か読み始めては、途中で挫折していた。 出だしはおもしろいのだが、だんだん理解が追い付かなくなってしまって。
そもそも小学校の図書室ぐらいから背表紙を見ていた本である。 検索してみると、小学校中学年から、とある。 こっちはそのレベルの科学・化学の知識もむずかしいのか、となさけなくなる。
それにしても正直、読みにくい。 原版からあったとみられる図がいくつも掲示されているが、それが本文中のずばりどれに相当するのかもわからない。 いっぽう、たとえば「ほや」という言葉が注解抜きに出てくる。 だが今どきの小学生はおろか、現在の日本の総理大臣クラスだと、せいぜい海幸の「ほや」ぐらいしかわからないのではないだろうか。
角川文庫版の初版は西暦1962年発行。 改版はされているが、改訳はされていないようだ。
日本語で検索を続けると、識者の解説でも、わかりづらいところは飛ばして、といった記載があった。 そうか、オレだけがわかりづらいのではなかったのか。
せっかく送ってもらったものであり、挫折したままにしておくのも自分によくないと思って、今回またはじめから読み切ってみた。
ようやく達成... いまさらながら少しはバケガク好きになるということはなさそうだけど。
角川文庫版は、なんと原著の発行年の記載も見当たらない。 もとになった講演は1861年とのことだが。 角川文庫は奥付にある発行や改版の年も元号の記載しかなく、わかりづらい。
なにか「今様」な新・ロウソクの科学が読みたいものだ。 より博物学的な。 ファラデーも日本のロウソクについて言及している。 そういえば水俣の山手の方で和ロウソクづくり体験ができるという場所があったっけ。
|