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沖縄県人会だより
(最終更新日 : 2006/05/05)
--- 沖縄県人会だより 目次 ---
- 2003年11月号
- 2003年12月号
- 2004年01月号
- 2004年02月号
- 2004年03月号
- 2004年04月号
- 2004年05月号
- 2004年06月号
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2004年01月号
2004年01月号 (2004/02/14)
沖縄方言【まんちゃーひんちゃー】混ぜこぜ
ブラジル沖縄県人会 定款の改正
ブラジル国新民法の改定で、当県人会も改正が必要になり、昨年十二月十四日臨時総会を開催した、新民法に添って改定が成され評議員総会の承認を得て登録の運びとなった。
県人会では与儀昭雄(第一副会長)定款改正委員長をはじめ上原ジョン、与那嶺真次、与那嶺ルベンス、崎間達雄、田場ジョルジ、安富祖 元、金城ルイス、花城清邦、小波津セルジオ氏らが七回にも及ぶ検討会議を重ね、新定款を作成した。日本語定款と若干違ったところも修正して、理事の赤嶺尚由氏が日本語での定款を作成することになり、近日中に立派な定款が出来上がると思います。
県人会本部は、二〇〇四年度年中行事の日程が決まり、日程表を各支部へ発送した、各支部では本部行事の日程と調整して、支部の行事日程を組むのですが、今年も各支部での素晴らしい斬新な(例えばカロン支部【知花良治支部長】で行われた、盆踊り大会、地域の恵まれない子ども達への支援、援助)行事が催されるのか楽しみだ。
沖縄にしかない?石敢当(當)
沖縄でよく見かけるT字路や三叉路の突き当たりのところにかなり大きめの表札のような石板に、石敢当とか石敢當と彫り込んだ石碑が見える。その家の魔除けである。
魔物と言うのは、どうも角を曲がるのが下手らしい、T字路の正面に家があると、まっすぐ飛び込んでくる、侵入されては、家の者は困るから石敢当で魔物を止めるということ。敢えて石に当たって魔物は死んでしまうのだろう。沖縄のすーじ小(グア):路地はとても曲がりくねって、つき当たったり、分かれたり、直角に交差している道はほとんど無い、だから石敢当もたくさん必要になる。
わかりますか歯切れのよい言葉「かりゆし」
縁起が良いこと目出度いこと。沖縄では会社名、とか、船名にもなって国体まで「かりゆし」を冠してかりゆし国体となった。
オリオンビールの副社長、NHK沖縄放送局長、沖縄セルラー社長を歴任した、比嘉良雄さんは沖縄ではお祝いの席上で本土みたいに、「カンパイ」と斉唱する言葉が無い、なにか景気の良い沖縄独特のカンパイに代わる言葉はないものかと考えていたところに、沖縄流に「カリー」では如何でしょうと提案したのが琉球舞踊の玉城節子さん、これならいけると比嘉さんはとびついて、響も良い「かりゆし」でいよいよ、沖縄流のカンパイの唱和を試すときが来た
「沖縄の言葉でカンパイをカリーと言います、ウチナーグチで音頭をとります、皆さんもカリーとご唱和ください。」
「ぐすぅよぅ カリーさびら カリー 」
そしたらどうでしょう、すかさず大合唱が起こって会場は盛上った。沖縄流のカンパイの音頭として、ここブラジルでも定着してほしいものだ、ブラジルのビーバ、日本のカンパイ、沖縄のカリー、そして最後にもう一回、一番の願い事、サウーデ(健康)これだけやったら、会場は盛上るでしょう。
ヒンプン(屏風)
家の庭の入り口にデンと構えている、石で積み上げたもの、一枚岩、あるいは板塀、生垣花壇といろいろなものでつくられた仕切り、道から中が丸見えにならないようにと屏風(大きなもの)に突き当たる。昔むかし男は右から、女は左からと入ると決まっていたそうだ、それは家の右側に客間があるからで、御用聞きや、使用人も左からしか入れなかった。右は玄関左は勝手口と言うわけか。今なら左からしか入れない、旦那もかなり居るんじゃないか。
ニライカナイ(理想郷)
自分たちが住むこの世とは別の神々の世界、南西諸島、特に八重山の南に理想の世界があると信じていた、それは桃源郷であったり、天国や極楽であったりする、また海の向こうにあるといわれたり、地底・海底にあるといわれたり、浦島太郎が行った竜宮城もニライカナイのひとつと考えられる。ニライカナイには、此方から幸せを求めに行くのじゃなく、神々が年に一度はこの世界に来て、現世の人々を救い、人々に福を授け帰っていく。その儀式が沖縄には数多く残っている。
語感の良い「うりずん」知ってますか?
季節語です。三月から四月にかけて(旧暦で二月・三月の頃)が「うりずんの季節」桜が散り始める頃、大地に若草が萌えいよいよ暖かくなる時季がそうです。うりずんの後に来るのが若夏、旧暦の四月から五月にかけてだから、丁度梅雨期にあたる。若夏国体。沖縄で開催されました。
ぶくぶく茶
沖縄伝統ぶくぶく茶は「幻のお茶」とまでいわれ、沖縄でもどんなものであるか知る人が少ない。「ぶくぶく茶」の著者である安次富順子さんによって、ぶくぶく茶の本来の姿が復活されました。
ぶくぶく茶保存会事務局の真喜志三千子氏より、ぶくぶく茶についての記事がありましたので掲載します。
茶碗から盛上った豊かな泡、煎り米の芳しい香り、立て方や飲み方の作法は一切無く、「茶道」に見られる形式や家元制度もありません。縦より横の関係を重視した、沖縄の心だと言われております。
ぶくぶく茶の立て方は、きつね色に煎った米を十五分位煮て、煎り米湯を作ります、中国茶と番茶をブレンドして茶湯を作り、大きな木鉢に煎り米湯と茶湯を一対二の割合で入れ、大きな茶筅で十五分くらいサラサラと泡立てると、一時間経っても消えない、真っ白なきめ細かい泡が出来上がります。泡を立てる秘訣は硬水を使うことです。
ブラジルでもぶくぶく茶の支部(瀬名波美恵子支部長)があって毎年の追悼慰霊法要に協力されています。
嫡子(長男)
今思うと、良かったのか悪かったのか、沖縄では長男のことを「ちゃくし」と呼ぶのだが、小さい頃から、親も、門中も「お前は、ちゃくしだからねー」とまあ大事にされました。民主化過程で家制度は昔ほどに、長男、長男と言われることもなくなったけど、なんの、なんの沖縄はお家第一主義が頑として残っている。
おもちゃ、服、文具、何でも新しいもので、弟・妹は皆お下がり物、ちゃくしは偉いんだなーと思っていました。
でもそれだけ沖縄で大事にされる理由の一つは、男系長子、位牌(トートーメー)継承の慣わしがあるからで、年中行事の度に門中を迎え、出費もさることながら、旧盆やお正月も旅行にいけなくなりました。つまり小さいときからチヤホヤされたツケが押し寄せたというわけです。
しかし得てして、嫡子には、だらしの無い人間が多いと聞く「長男すべてとは言えませんよ」、ヘイへい凡々に育てられると、社会の荒波に立ち向かっていくのは大変なことです。
最近は嫡子には嫁に来るのも少ないらしいが、その嫡子の妻はもっと大変。「だらしない夫に、面倒な行事、私の人生はどうしてくれんのよ。」
ブラジル沖縄県人会 第六十七回 定期総会
ブラジル沖縄県人会 会長 宮城調智
日時 二〇〇四年二月二十九日(日)
第一次招集 九時三十分
第二次招集 十時
場所 ブラジル沖縄県人会 大サロン
司会 与儀昭雄
先亡者への1分間の黙祷
開会の挨拶:会長 宮城調智
報告事項:
1、会務報告:日語書記 金城保任、ポ語書記 安富祖元
2、収支決算報告:第一会計 松堂忠顕
3、育英基金決算報告:第二会計 高安宏冶
4、会計監査報告:監査役 長嶺由吉、金城ルイス
5、議長選出
審議事項:
1、二〇〇四年度行事並びに事業計画案の審議
2、二〇〇四年度本部会費の調整と予算案の審議
3、評議員会並びに本部及び支部提案事項の審議
本部提案:
1、移民一〇〇周年記念事業 準備委員会結成件
2、移民100周年記念事業 「写真で見る沖縄県人移民100年史」(サントアンドレー支部提案)
3、県人会発行の協和書冊を、日伯両語で印刷発行する事を希望する。(サンカエタノ支部提案)
第六十七回定期総会への会員各位のご出席をお願い申しあげます
二〇〇四年度ジュニアスタデーツアー
今年もブラジルの冬休みの期間を利用して(冬休みの期間中にと県が配慮)おきなわ県より参加者募集の通知が来た。当県人会は二名の参加者と、一名の引率者で、七月十九日〜二十五日の日程で開催される。
県としては厳しい財政状況の中で、ジュニアステディーツアー・留学生・研修生を受け入れている。
ジュニアスタディツアーは海外に住む沖縄県出身移住者の子弟の内から優秀な人物を選抜し、県内の児童生徒とともに、沖縄の歴史、文化、自然等の体験学習をとおして、沖縄との絆を深め、海外沖縄県系人社会の発展と将来のウチナーネットワークを担う人材の育成に貢献し移住先国の発展に寄与すること、留学生は県内の大学にて、日本の文化、産業、教育の実態を理解し県民との交流を深め、移住先国の発展に貢献しうる人材の育成、研修生は開発途上国から、研修員を受け入れ、その技術の習得と向上を図り、其々の国の経済、社会の発展に寄与する人材を育成し、相互理解と友好親善の増進に資すること。
以上の目的のために、この制度がありこの恩恵を受ける者は、本事業の目的を充分に理解しなければならない。
新評議員、支部・常任理事・評議員よりの推薦者
二〇〇四年〜二〇〇五年度新評議員六十名が県人会役員によって選出された。次号にて新評議員名をお知らせします。
委嘱状
二〇〇四年一月二十五日評議員総会並びに、二月十二日本部理事会に於いて、貴殿をブラジル沖縄県人会「評議員」として就任して頂きたく、満場一致で決定致しましたので謹んでお知らせ致します。
貴殿は平素から県人会本部及び支部に積極的活動、指導力、献身的行為で貢献して下さっていることは、広く認められていることであり、今回の評議員職に対しても、目的遂行のためにご理解と、ご協力いただけるものと信じております。どうぞご了解の上ご協力をお願い申しあげます。
追記:
つきましては、来る二月二十九日 午前十時より開催されます、沖縄県人会定期総会におきまして、貴殿をご紹介致しますので、ご出席下さる様宜しくお願い申しあげます。
二〇〇四年二月十三日
ブラジル沖縄県人会:評議員会長 山城 勇
ブラジル沖縄県人会:会長 宮 城 調 智
しゅうだんじけつ
終戦五十八年にもなって又戦争のことかと言われそうだが。
つい最近、「さとうきび畑の唄」というビデオを見せて貰った。題名からして最初は、初恋の物語位に想像していたのだが、だんだんと見ていくうちに、言葉一つ一つに感動し涙そうそう、涙が止まらなくて何回も顔を洗った。
沖縄戦、激戦地のあちこちで起こった、慶良間諸島、伊江島、本島中南部、渡嘉敷島そのほとんどが一般住民の集団死という想像もつかない事件があった。、戦時中の皇民化教育の影響下にあった、住民が米軍の捕虜になることを恐れ、一種のパニック状況の中で家族単位あるいは壕単位で、義勇隊や防衛隊が持ち込んだ手榴弾等を使って自決した。
家族同士がーーー。一般住民を巻き込んだ地上戦の特徴を示した事件の一つであった。
渡嘉敷島を舞台にした、人気ある刑事番組のロケでの銃撃シーンで、渡嘉敷島出身の母親がとたんに「体が震え涙がドンドン出てきてとまらなかった」という、実はその銃撃シーンをやったその横が、集団自決の行われた場所だったのだ。
何故そんな場所で銃弾を鳴らさなくてはいけないのだろうか、本土にいる同級生から母に電話があって、その人もテレビを見て衝撃を受けていた。そしてその番組に対して「怒りを覚えた」と言っていた。
生と死のはざまにおかれた人間の極限、この映画は戦争のおろかさを訴えている。必見。
不発弾
離島の小さな無人島に遊びに行く、砂浜に落ちている長さ四十センチ太さ十センチの筒、こんな所に、これが砲弾だ、民宿に行って報告すると、「今度自衛隊が来たときに処理して貰いましょう」と軽い返事、あまり珍しい出来事でもないらしい。那覇市内で五十キロ爆弾が発見された、半径五百m以内の人は避難して下さい。これも珍しいことではない。つい最近あった話です。
戦争が終って五十八年沖縄戦でこの小さな島に降った爆弾・砲弾、又埋められた地雷の総量は、二十万トン、毎年三万発以上の不発弾が見つかっている。
唯一地上戦を体験した沖縄は、日本全国にある基地の七十五%が、小さな沖縄の島にある。半世紀以上も経つのに、まだまだ大きな問題を抱えている。
(沖縄なんでも事典参考)
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