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     ニュース・出来事  (最終更新日 : 2008/08/25)
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「ブラジル読谷村人会のあゆみ」出版記念祝賀会 (2007/11/12)
読谷出版記念.jpg
出版記念祝賀会に出席した人々
 「ブラジル読谷村人会のあゆみ」出版記念祝賀会が〇七年十月二十八日、予定より一時間遅れの午後五時から沖縄県人会ビラ・カロン支部会館で開催され、関係者ら約百五十人が出席した。八年の歳月をかけた労作は、笠戸丸移民をはじめ、アンデス越えをしたペルー移民やボリビアからの転住組のほか、カッペン移民の苦闘の歴史なども記されており、充実した内容となっている。知花真勲編纂委員長は「記念誌ができた喜びを皆さんと分かち合いたい」と、満足した表情を見せていた。
 式典では、知花良信ブラジル読谷村人会長、知花編纂委員長のあいさつに続き、阿波根直仁・前村人会長が記念誌発刊までの経緯を説明。「八年間の月日を費やして、ようやく本がまとまりました。ゆっくり読んで後世に残していただきたい」(知花編纂委員長)、「笠戸丸移民の宮城伊八さんの話など、(編纂が)遅れたお陰で記録できた点もありました」(阿波根氏)などと、それぞれに出版への思いを語った。
 途中編纂作業が頓挫した中で、昨年四月から編纂委員を引き受けた宮城あきら氏は、出版に際して知花編纂委員長が「『これで沖縄に晴れて帰ることができる』という心の強さに胸を打たれた」と、編纂委員会がようやくの思いで出版したことに言及。また、「もっとも大きなことはカッペン移民の歴史を明かにできたこと」とし、記録の大切さを改めて強調した。 出版のための資金援助を行った清水オリジオ・レアル銀行専務取締役をはじめ、島袋パウロ・パウロス印刷所長、編纂委員の宮城氏、大城栄子氏の四人に感謝状と記念品がそれぞれ贈呈。清水氏は謝辞として、「思った以上の貴重な体験が綴られ、重みと歴史のある記念誌に仕上がった」と称賛した。
 知花盛孝氏の乾杯の音頭で祝宴となり、笠戸丸移民である故・宮城伊八氏の四男にあたる宮城清信氏が持参した「三線」を、知花編纂委員長が自ら演奏した。
 この三線は伊八氏が十九歳で渡伯した際に沖縄から持ってきたもので、清信氏がその後大切に保管してきた百年以上前の貴重品。親族以外で演奏したのは、知花氏が初めてになるという。
 清信氏は、知花氏をはじめとする合同演奏を聞いて「自分も最近は三線を習っており、すごく感動した」と述べ、充実した表情を見せていた。
 また、伊八氏の長女カルメンさんの長男にあたる与那嶺ルーベンス氏も同席。自分たちの父親から始まったブラジル日本移民の歴史に触れ、「これらの歴史を子孫に残していくことが自分たちの役目だ」と語った。
 山内幸寿ブラジル読谷村人会副会長は記念誌上で、「父は死ぬためにカッペン植民地に来たようなものだった」と、無念の死を遂げた父親の故・山内寅寿氏のことに触れている。このことについて山内副会長は「宮城(あきら)さんが良い形で取り上げてくれた。自分では気持ちはあっても、言葉になかなかできなかった」と目を潤ませながら感謝していた。(2007年10月サンパウロ新聞掲載)
 


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