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ブラジル沖縄県人会
     100周年記念事業  (最終更新日 : 2008/12/21)
ブラジル沖縄県人移民100周年記念事業

ブラジル沖縄県人移民100周年記念事業 (2007/05/22)  現在、ブラジル在沖縄移民とその子孫は15万人と言われており、これを総括するブラジル沖縄県人会は、移民100周年祭に向けて祝典行事並びに記念事業の計画を進めているところであります。
 第1回笠戸丸移民がブラジルに移住して99年を経った現在、コミュニティ-の中核を構成するのは既に2・3世であり、これらは先駆者が残した沖縄の伝統的な優れた文化、芸術、習慣等を継承し、その普及・発展に励んでいるところです。
 この大きな節目に当って行うイベントは、数少ない一世移民最後の祝典行事として、ウチナーンチュ全員結束のもと21世紀の新時代にふさわしいコミュニティーの構築に励むべく最大の施策を計画しているところであります。これら先駆者の高潔な意志を受け継いで、現在2世及び、準2世によって運営されているのが現状です。
 ところで、06年4月にはブラジル沖縄県人会とブラジル沖縄文化センタ-とが、夫々の総会決議に於いて、絶対多数決によって合併する事を決議致しました。この合意により、新しい大きな挑戦が台頭したと思います。現在のジアデ-マにある沖縄文化センタ-の敷地内に、次の施設建設案が企画されております。詳細は下記の通りです。

1)熟年層、或いは高齢者の娯楽及び、ブラジル国内外ウチナーンチュ、母県との交流促進の場づくり

a)次世代の若者達が、プロ、或いはボランティアの指導の下に、スポ-ツ施設、或いは、文化・伝統芸能やカラオケ、太鼓の習得が出来る施設
b)地方(サンパウロ州奥地や他州)から訪れる会員の宿泊、又は、学生や青少年達の交流のための宿泊施設
c)ウチナ-ンチュは勿論、一般ブラジル人参加の下に、開催されるイベント用大講堂
d)母県が実施する国際的プランをブラジル人に理解させ、協力を求め、且つこれを広報する情報センターの設置。

2)ブラジル沖縄県移民100周年記念塔の建設

a)先駆者の霊を慰める礼拝堂
b)第1回笠戸丸移民325人の名前を刻銘する(堂の壁に)
c)ブラジル沖縄移民の家系図及び先駆者遺品や後継者不在の位牌等ガベッタ(棚)の設定
d)"万国津梁の鐘"のレプリカ(子鐘)の建立
かつての海外大交易時代を思いおこし、小さな島国県であっても海外雄飛の意気軒昂を示すシンボルとして、万国津梁の子鐘をブラジルの大地に建造し、その都度折々につきならす。

3)ポルトガル語による沖縄移民100年史の出版
移民の世代が移り変わっていくに従い、日本語の理解力が低下する事を勘案し、正確に史実を理解し、伝承させるためにポルトガル語版記念誌を編纂する。

4)「写真で見る移民100年史」出版
若い世代の人達が言語の壁にも拘らず理解出来る写真による移民史の編纂(日伯両語で説明する)。

5)一世移民を原点とした家系図の作成
県系移民のル-ツを後世に継承・保存するITシステムを導入。


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