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ブラジル沖縄県人会
     100周年記念事業  (最終更新日 : 2008/12/21)
沖縄県人会にシーサー寄贈 [全画像を表示]

沖縄県人会にシーサー寄贈 (2008/12/21)
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寄贈されたシーサーと記者会見に出席した県人会役員たち
 2008年8月の沖縄県人移民100周年記念式典に合わせて沖縄県から寄贈されたが、ブラジルの税関で足止めされていた縁起物の「シーサー」がこのほど、ようやく県人会側の手に渡った。12月16日午後2時から同県人会館で記者会見が行われ、県人会側では喜びと感謝の意を表していた。
 シーサーは、「福を招き厄を除く」守り神として沖縄では屋根瓦の上部に置かれ、広く親しまれている獅子像。昨年、所用で来伯していた沖縄ブラジル協会の西原篤一会長と出会ったニッケイ新聞社の高木ラウール社長が、「東洋街に設置できるもの」を依頼したことが、寄贈のきっかけだという。
 西原氏は、沖縄県国頭郡出身の陶芸家(美里焼)である宮城秀雄氏(70)に制作を依頼し、08年8月24日に行われた沖縄県人移民100周年記念式典に間に合わせるように空路で輸送。輸送費は沖縄県の有志の集まりである「南風会」(宜志正信代表)が寄付し、8月12日にはカンピーナス近くのビラ・コッポス空港に着いていた。
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西原氏(左)と制作者の宮城氏
 しかし、品物が輸入品であったために多大な関税がかかり、同空港で足止めされた。県人会では約1万レアルを支払い、今月初旬にようやくシーサーを取り出すことができたという。
 宮城氏制作のシーサーは、雌雄一対の2体で、高さ約6十センチ、重さ約3十キロで、役員とともに記者会見に出席した与儀会長も「こんなに大きなのものは、見たことがない」と笑顔を見せる。
 シーサーの設置場所については未定だが、「多くの皆さんに見てもらいたいですが、(外部に置くと)イタズラなども多く壊されると大変なので、これから話し合って安全な場所に設置できれば」と与儀会長。「(関税の)お金はかかったけれど、沖縄の皆さんの気持ちとして贈っていただいた立派なシーサーを大切にしていきたい」と感謝の意を示した。(サンパウロ新聞 12月掲載)
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寄贈されたシーサー


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