移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
Quem e Quem
     サービス業関係  (最終更新日 : 2003/04/11)
コンピューターインストラクター: 大久保 純子さん

コンピューターインストラクター: 大久保 純子さん (2003/04/11)
ookubo.jpg
氏名大久保 純子
住所サンパウロ州 サンパウロ市
職業コンピューターインストラクター
生年月日1965年(10月14日 木曜日 血液型B 天秤座)
出身地茨城県
渡伯年月日


2002年2月

※どうしてブラジルに来られたんですか?

 日本で小さな専門誌の記者をしていたんです。好きだからよく飲んでて、そのときに書いたりする人の飲み会があって、たまたまパウリスタ新聞の東京支局長の藤崎さんという方と隣合わせになったんです。それでブラジルに記者研修みたいなのでいく制度があるんだけど、という話になって、ああ行きますっていう軽いのりで、うふふふ。

※始めに抱いていたブラジルのイメージと来てみたイメージとは違いますか?

 あんまりなにもイメージは持っていなかったので、別にサッカーやアマゾンがどうのこうのっていう知識もあんまりないし、とくにはどうとも思わないで来ちゃったんですよ。ただ、邦字紙っていうのがあるんだから日本人も結構いるんだろうなあーと思っていました。移民やコロニアということについて何も考えずに来たから、日系社会コロニアっていうのはこんなにあるんだと、びっくりしました。

※今はどんな仕事をしているんですか?

 今はですね、こちらにいる日系人のお年よりに日本語でコンピュータ教える仕事をしています。

※そういう需要というのは結構あるのですか?

 それは結構あります。日本語しか話せないという方が結構いますから。あと、自分でも驚いたのが、うちの生徒さんの平均年齢を見ると60を越えてると思うんですが、こんなに勉強しているんだ、偉いなと思いました。私がここで働かせていただくようになって1年半ちょっとですけど、その間コンスタントにみなさん来てくれています。その熱意と需要はすごいな、と思います。

※高齢化しているから生徒さんも減っていくのではないですか?

 それは少なからずあるんじゃないでしょうか。というのは1994年半ばに、日本政府が公式に移民政策をやめちゃったんでいわゆる何万人という単位で来ていた移民はもうありませんし、子供は目の前にコンピュータをおいとけば誰も教えなくても勝手に触り始めるだろうし、そういった可能性はあると思います。

※ブラジルの魅力はなんですか?

 ブラジルがいいと思ったんですよね。すごく私ラッキーだったんです。新聞社の2年の間にアメスチアという、いわゆる恩赦で永住権がとれることになったんですね。外国人がブラジルにずっと住んでもいい権利なので、なかなかもらえるものじゃないんじゃないんです。もちろん私は日本人だから日本に親兄弟もいるし、友達もいるし、帰ることもできるんですが、別に日本人やめなくてもどこに住んでも今本当に地球もがせまくなっているし、24時間でどこにでもいけるわけですし、インターネットやテレビの衛星放送もあるし、自分が住みたいところに住んでもいいと思うんです。
94,95年に日本で消費者新聞やっているとき、日本の銀行や大蔵省こんなんでは危ないなって、日本は危ないぞって思っていました。ブラジルに来てみると、差別はありますが、結構まざりあっているし、ドイツ人コロニアやイタリア人コロニアとか一杯あるじゃないですか、そういうことを考えるといい国だなーって、人口も国土にあわせてまあまあだし、凄い未来があると思わないですが、ブラジルはいい国だとおもっています。

※今は日本の方でも仕事されているんですか?

 ちょこっとだけ。知り合いの方から紹介されて、書いてくれませんかということで、海外に住んでいる女性からの通信ということで、こちらの衣食住から日本と違う風土とか自分の身の回りに起きたこととか、あんまり固くもなく楽しく書いています。

※結構いろんな発見ありますか?

 私がまだポルトガル語が上手じゃないから、本当の意味での生活の違いがあるかわかんないし、住めば住むほどブラジルナイズされちゃって、来たばかりの頃は、わー、面白いって思っていたことが当たり前のことになっちゃって、凄く鈍感になってネタを探しずらいとかあります。言葉がわかちゃった後は、なんだ結局人間は同じなんだとと思うところもあるかもしれないし、表面で見える違いと内面の違いが凄くあることとないこととに凄くギャプがあるような気がします。

※もうすぐカーニバルですよね。裸になって踊るなんてあるんですか?

 ナイナイ、それほどいい体してません。ははは。カーニバルは新聞社の取材でまじかで見せてもらって、あれはあれで面白いと思ったんですが、凄いと思う半分、例えばファーベーラの人が来ているっていうのもブラジル社会の一面だなという気もすれば、祭りだなという感じもするし、治安が悪くなるっていうマイナス部分もみれるし・・・。サッカーとかカーニバルとかいう部分にはもともと興味がなかったこともありますが、住んじゃうと、ひいちゃう部分があると思います。

※日本から見ていると、サッカーやカーニバルのイメージが強いですよね。住んでいるとあんまりそういうことはないんですか?

 少なくても、私の場合はあんまりないですね。サッカーも分かってないし、カーニバルも自分はまだ参加したこともないし、面白みもわかんないし、決して裸になって踊れるようなタイプではないので。私も来て初めてわかったんですが、裸のお姉ちゃんが踊っているんだと思っていたんですが、行進には結構ストーリーがあって、各エスコーラサンバでは何ヶ月も前から練習したり、衣装をぴっしっと着ているものもあるから、一緒に一回くらいぐらい踊ってみてもいいかなって思っています。

※簡単に参加できるのですか。

 できるらしいです。例えば日本の旅行者なんかで本当に参加するためにきたりしていますし。何百レアルか出して衣装を買えば参加できるそうです。

※ポルトガル語の勉強はされているのですか?

 はい、午前中小学校にいかせてもらっているんですが、5年生から始まって7年生になる予定です。これは間違いく上がれて、というのはテストもなんにもなくて、授業を聞いているだけの聴講生なので、後ろで午前中聞いています。

※何年生なんですか?

 ブラジルの学校のシステムはアメリカなんかと同じみたいで、小中学校が同じで1年生から8年生まで。で私は5年生からお邪魔するようになっていますので、その子たちと一緒に上がっているんですが、テストがあれば間違いなく落第だと思うんですが、ただ黙ってきくですから。ははは。
最初の邦字新聞で働いているときは、リベルダーデという日本人街で、日本語で聞いて日本語取材して日本語で考えて、日本語でしか書きませんでした。その頃に比べて、やっぱり聞いているだけでも耳が慣れてくるというのは大きいなと思っています。

※日本のその年代の子供達と比べてどうですか?

 日本のその年代の子供達と久しく接していないのでなんともいえないんですけど、それと私のいる学校は日系人の学校なんで出稼ぎから帰ってきた子供達もいるし、ただ、自分がぱっと行きだしたときの印象って、すごくフラットだなって思いました。もちろん、嫌われちゃっているような子供もいるけれど、日本みたいな陰湿なイジメは一切なくって、素直です。私が凄く驚いたのは、日本でバス遠足なんてあれば、お菓子は自分の分は自分の分っていう感じで人にあげたりなんかあんまりしないじゃないですか。ブラジルでは人にあげることが普通なんです。なんだろうあの懐の深さは。なんか日本て今陰湿になっているような気がしないでもないから、ブラジルのそういう部分ていいかなっていう気がするし。

※今日本の若者に言いたいことは?

 まだ私は日本の若者のつもりでいるから、まあ、おばさんでもあるけど、偉そうにいうことは何もないし、かといって何もないのかといったら、嘘っぽい気もするし・・・

※結婚されているんですよね。

 ここのホームページにも出ているんですが、松本といいまして邦字紙の記者をしています。お世話になっています。

※なんでブラジルに二人で住もうと思ったんですか?

 松本氏の方は日本であんまり撮りたい写真もないしっていうことを、いろんな人に言われてそう思ったみたいですど、私は今一応、ブラジルって決め手いるけど、何が何でもブラジルってわけどはないんです。でも、やっぱりブラジルに永住しようかなって思ったのは、さっきいたように永住権ってそんなにすぐもらえるものでもないしね、今は住むのに値する場所だったと私は思ってます。日本よりも資源もある国力もある、でしかもリベルダーデで日本食があったというのはやっぱり大きいです。私は、いろんな国にいっても、醤油ひとう、ミソひとつ懐かしくなっちゃう。日本食大好きだから。それはブラジルを選んだ大きな理由のひとつです。

※将来の目標は

 そんな大それたことは何も考えてないんですが・・・、自然に楽しく。

※最後にブラジルについて一言。

 ブラジルを日本の人に分からせるというのはすごい努力しなけりゃならないじゃないですか。分かってきている人というのは私を含めて変だったりするんですけど。日本からそんなバカモノがどっと押し寄せたら困るから、最近わざとブラジルに来た人に、日本帰ったら絶対ブラジルいいところだっていちゃだめだよ、って、アマゾンにいったらワニがいて危うくしにそうになったっていうことにしな、ってみんなにいっているんです。はははは。
とにかく一度ブラジルに来てみてもらいたいですね。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

© Copyright 2019 K&S. All rights reserved.