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     文化・芸術・スポーツ関係  (最終更新日 : 2003/04/11)
柔術家: レオナルド・アウカントラ・ビエイラさん

柔術家: レオナルド・アウカントラ・ビエイラさん (2003/04/11)
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氏名レオナルド・アウカントラ・ビエイラ
住所サンパウロ州 サンパウロ市
職業柔術家
生年月日1976年
出身地リオデジャネイロ
渡伯年月日


2001年10月

※身長と体重は?

 体重73キロ、身長は170センチくらいかな。軽量級です。

※柔術をはじめるきっかけはなんだったんですか?

父も含めて家族がブルース・リーのダイファンだったんです。テレビでブルース・リーの映画があるとみんなでワイワイいいながら見たものです。それでブルース・リーの真似をしていつも友達や兄弟とプライア(海岸)やルア(通り)で遊んでいました。
 ちょうど隣に柔術家が隣に住んでいたんです。当時彼は道場を開いたばかりで、私がブルース・リーの真似をして遊んでいるのを見て、父親に習わしてみないかって聞いたんです。ちょうど僕が7才の頃です

※それでお父さんは許してくれたんですか?

習わしてくれました。ただ父はポルテイロ(門番)の仕事をしていて、3人兄弟ということもあり生活はあまり楽じゃなかったんです。で、柔術を習うお金を出せる状態じゃなかったんですが、授業料を半分にしてもらえることになって習い始めたんです。
二年後に大会で優勝で、柔術着から授業料まですべて免除してもられるようになりました。97年に黒帯になり、今は2つのアカデミアで教えています。

※お父さんはどこの出身なんですか?

ノルデスチのパライーバというところです。奥地に入ると非常に乾燥していて食べ物もない今大変なところです。毎年里帰りのときに、服や靴をたくさん持っていってあげるようにしているんですが、子供達が本当に喜んでくれます。

※兄弟もやっぱり柔術をしているんですか?

二人ともやっています。僕が一番上なんですが、中の弟は僕よりも大きくて最近ロビンソン・モラエスというこの世界で有名な選手に勝って注目されています。普段、僕は恥かしがり屋で、彼はぜんぜんそんなことはないんですが、試合となると2週間前から胃がいたくなるほど神経質なんです。
一番下の弟はコンピューターや組織の経営みたいなことに興味があるようでそっちの方向にすすんでいくんじゃないでしょうか。本人が一番好きなことをやるのが一番ですから、柔術を続けるように無理に進めるつもりはありません。

※ブラジル柔術界であなたのことを天才、怪物と呼ぶ人もいますが、今までの戦績を教えていただけますか?

 96年、98年の世界大会の軽量級で優勝し、97年99年は2位でした。2000年にノースカロライナで開かれたサブミッションの大会では優勝することができました。国内ではパウリスタ大会で3回優勝した他、あといろいろありますが覚えていません。

※ファベーラで子供達に教えているということも聞いたんですが。

ええ、やっています。リオのファベーラ出身のテレレという選手がいまして、彼を中心にやっています。

※ファベーラの中はいろいろ問題があるでしょうから始めるのは結構大変だったんじゃないですか?

確かに最初は大変でした。中に麻薬組織があって、子供達が麻薬の運び屋として使われていたんです。柔術を教えるようになって、子供達が毎日くるようになったんです。子供達も楽しかったんでしょうね、みんな目を輝かしてやっていました。そうすると麻薬組織としては僕達の存在が邪魔なわけで、そんなことはやめろという電話や誹謗中傷があったりして、しばらくやめていたんです。そんなとき、組織の親分が刑務所にいれられちゃって、親分から「もし、自分の子供が麻薬の運びやをやったり、中毒になるのは、やっぱり嫌だから、あいつらの好きなようにさせろ」っていう指令が刑務所の中からあったらしいんです。多分彼も中でいろいろ考えたのでしょう。それで、小さな道場を作って今やっています。100人ほどの子供達が習っています。

※他の国にも教えにいったりしているんですか?
 
 スイスから帰ってきたばかりです。いままで、アメリカ、ヨローッパ諸国には行っていますが、まだ日本には行っていません。是非いきたいですね。

※将来の目標は?

自分の宿泊施設もあるような道場をあけて、海外からも習いに来てもらえるようにしたいですね。あと、ファベーラや、裕福でない家庭の子供達にももっともっと柔術を教えていきたいです。
「何かをするのを怖がってはいけない、常に進んでいかなければならない」というのが父の口癖なんですが、私もこの言葉通り常に前進して行きたいと思っています。


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