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ブラジル日和
     2005年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2006/01/03)
Vol.013 「親父と共にブラジル大工道」 柴田稔さん

Vol.013 「親父と共にブラジル大工道」 柴田稔さん (2005/11/23) 放送: 2005年11月22日(火) ブラジル時間 10:27 ~ 12:30 (2:02)
出演: 柴田 稔(ゲスト)、松本浩治(レギュラーゲスト)、櫻田博、大久保純子、高橋晃一

日本間4(柴田さん)1.jpg
柴田さんが作ったブラジルにある日本間。まるで日本みたい!
本来、こちらが気を遣わなければならないのにビールと和菓子を持って登場してくださった。そんなお心遣いのある、やさしい人間性があふれるお話が次々に飛び出す。
移民としては若い53歳の柴田さん。職業は家大工(やだいく)で、親子2代の大工さんだ。父親に連れられて、8歳で北海道の網走からブラジルへ。囲碁好きで大正の気質をもつ親父に翻弄されながら、20歳には再び日本へ。札幌で日系2世の奥さん知り合い結婚し、再びブラジルへ…。
余談だが、小生の家の家具は柴田さん抜きでは語れない。棚や畳ソファーなど、設計どおりに作ってくださる。ブラジルではありがたい、凄腕職人の日本人大工さんだ。
サンパウロ・リベルダージ街で、幼少時代を過ごしただけあり、その頃の日本映画館の場所にも詳しい。両親の離婚、再婚の話もさらりと話し、威張ったり、カッコつけたりしない等身大の話ぶりが聞いてる人を惹きつける。今は少なくなったであろう職人気質の親父さんが目に浮かぶ。男のわがままが通った、かっこいい時代に触れられるお話だ。
今回、初めて高橋君が機械操作を担当した。

2019年の12月16日の午後18時ごろ、Saltoでお城を建設中、帰宅途中に自転車からの転落し、脳幹損傷を伴う重度の頭部損傷で他界されました。
まだ、67歳という若さで、本当に残念です。
ご葬儀は12月18日、Cemitério da Pazでご家族、たくさんの友人に囲まれてしめやかに営まれました。柴田さんの人徳ですね。
いつもニコニコと笑っていた優しい柴田さん。どうか天国でお健やかにお過ごし下さいませ。ありがとうございました。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20051122.mp3


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