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ブラジル日和
     2006年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2007/01/06)
Vol.039「思いがけずに校長婦人」 吉加江ローザ紀子さん

Vol.039「思いがけずに校長婦人」 吉加江ローザ紀子さん (2006/06/30) 放送:2006年6月24日(土) ブラジル時間 09:59~11:59 (2:00) 日本時間 21:59~23:59(2:00)、ダウンロードはゲストコーナのみの54分35秒です。
出演:吉加江ローザ紀子(ゲスト)、松本浩治(レギュラーゲスト)、大久保純子、高橋晃一(協力)

 今回のゲストコーナーは、イタマラチ学園という日系人が経営する私立学校にお邪魔して、校長夫人にお話を伺ってきた。ゲストの吉加江ローザ紀子さんは、日本生まれの日本育ちの1世だが、ローザ(ポルトガル語ではホーザと読む)というブラジル名を持っていて、周りからは「ドナ・ホーザ」と呼ばれている。
 1世のドナ・ホーザがブラジルに渡ることになったのは、日本に留学していたご主人のネルソンさんと結婚したからだ。そして、二人の結婚にはドナ・ホーザのお母さんの大反対があった。ネルソンさんは、日本に住むつもりでいたので、なんとかお母さんを説得できたのだが、人生は何が起こるか分からない。結婚して3年ほど経って、ネルソンさんがブラジルで生活しようと言い出したのだ。娘を遠いところにやりたくないお母さんを必死で説得して「3年に1度は(娘を日本に)帰して」という約束でドナ・ホーザはブラジルに渡る。
 ドナ・ホーザのブラジル生活は1967年から始まった。当時は、今のように日本食が何でも手に入るというわけではないので、食生活に苦労し、数少ない楽しみのひとつに、当時、週1回放送されていた日本語のテレビ番組があったという。
 ほかにも、ブラジルに渡るときの船でのエピソードや、あれだけ反対していたお母さんがブラジルを気に入った訳など、ドナ・ホーザの人柄であろう正直で素直な視点で語られる移民史は、聞いていて飽きることがない。
残念ながら、インタビューの後半は、マイクに異常があったようで、ドナ・ホーザの声が聞き取りにくくなってしまったが、ドナ・ホーザの人柄や生き方がスピーカーから滲み出てくるのは間違いない。

それでは聴いてみましょう。
http://brasil-ya.com/radio/20060624.mp3


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