移民百年祭
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2007年ゲスト・アーカイブ
(最終更新日 : 2007/12/26)
--- 2007年ゲスト・アーカイブ 目次 ---
- Vol.056 「被爆、1人息子の死を乗
り越えて」 戸野多美代さん
- Vol.057 「不惑で触れた バストス
移民史」 中村茂生さん
- Vol.058 「小野重善、逸話箱」
小野重善さん
- Vol.059 「我が国籍は天にあり」
及川ちかさん
- Vol.060「清と愛のグゥアイラ物語」
会田清さん&愛さんご夫妻
- Vol.061「パワフル瀬古の生きる術」
瀬古興平さん
- Vol.062 「韓国、日本、アマゾンで
生きた一本気」諸富寅雄さん&諸富香代子さ
ん
- Vol.063 「アマゾンに夢を追う男」
グランデ小川さん
- Vol.064「愛と芳哉の愛する音楽」草
村芳哉さん&矢崎愛さんご夫妻
- Vol.065 「生まれ故郷が忘れられな
くて」 高橋パウロ研一さん
- Vol.066 「82歳・匠をめざして
」 佐々木克さん
- Vol.067 「明治の人の生き方」 大
野春子さん
- Vol.068 「宮尾進、個人史を語る」
宮尾進さん
- Vol.069 「安部譲二の若返り南米版
」 吉永拓哉さん
- Vol.070 「3度の結婚を乗り越えて
、樺太からブラジルへ」 新国とみさん
- Vol.071 「バイク世界一周で辿り着
いたところ」 上田和由さん
- Vol.072「ミツバチが結んだ縁」林新
三さん&衣子さんご夫妻
- Vol.073 「まっすぐに一生懸命」
須藤忠志さん
- Vol.074「イグアス移住地 友情の太
鼓」澤崎琢磨さん&澤村壱番さん
- Vol.075「山形のアマゾン館長登場」
山口吉彦さん
- Vol.076 「リオ州で農に生きる」
原 林平さん
- Vol.077「井上祐見、今年も来ました
」井上祐見さん&中嶋年張さん
- Vol.078「響ファミリー見参!」響彬
斗さん&響悠嘉さん&響一真さん
- Vol.079「ボリビアの三浦商店物語」
三浦孝さん&ノラさんご夫妻&松井陸夫さん
- Vol.080 「チングアのドナ・マリア
」原 敏子マリアさん
- Vol.081 「0歳で渡泊して」 松本
富美枝さん
- Vol.082 「通訳はコミュニケーショ
ン」 磯田豊さん
- Vol.083 「生演奏で鶴さん大活躍!
」 鶴 勝英さん
- Vol.084 「街角の雰囲気を求めて」
有田 清さん
- Vol.085 「リスナー代表がゲストに
!」 岡田美紀さん
- Vol.086 「行動あるのみ」 平田由
貴子さん
- Vol.087 「かっぱの姿で日本を伝え
る」老門一郎さん
- Vol.088 「絵とカラオケと母ちゃん
が好き」 伊藤薫さん&テレザさん
- Vol.089 「見よう見まねで極めた大
工道」 有田 稔さん
Vol.067 「明治の人の生き方」 大野春子さん
Vol.067 「明治の人の生き方」 大野春子さん (2007/04/28)
放送: 2007年4月15日(土)ブラジル時間 10:15 ~ 12:42(2:27) 日本時間22:15 ~ 00:42(2:27)、ダウンロードはゲストコーナのみの1時間47分53秒です。
出演:大野 春子(高知県出身、96歳、ゲスト)、細井まゆみ、松本浩治、大久保純子、宮坂知佳、高橋晃一(協力)
今までの放送で、最高のご高齢ゲストではなかろうか。
明治生まれの女である。明治44年。
一緒にブラジルへ来た御主人とは、結婚当日までほとんど話すことも顔を見ることもなく、わずか17歳で嫁いだ。
チエテ移住地(※注1)に入植後、綿作り、養蚕を行なうも、ご主人はマレッタ(=マラリア)にかかり、働けない体となってしまう。他界後は銀行名義がすべてご主人名義だったため、一銭の金も引き出せなくなり、さらに翌年は次女も亡くす。
結局、長男がサンパウロへ出てきて、クリーニング店を開き、一家を呼び寄せた。
その後も人形を作ったり、スカーフや洋服を売って、生計を立てた。
チエテ移住地はブラジル拓殖組合(※注2)が開いた4大移住地で、比較的裕福だったと言われていたが、奥地の原始林では、日本人が通るまで、ずっと十字路で馬に乗っていた話は貴重だ。
春子さんのさりげない一言ひと言に奥ゆかしかったり、強かったりする「明治」を感じる。
どうしてあんなにも自分を出さずに、夫や世間にしたがって生きられたのだろう。
インタビュー終了後、「楽しいことは?」の質問に「孫がみんな集まって、毎年自分の誕生日を祝ってくれること」と答えてくれた。
そして、「淋しいこと」は「自分の親、兄弟親戚が一人もブラジルにはいない、郷土の言葉で話せなかったこと」だと・・・。
「生地(ふるさと)」と「居住地」そして「血」を考えさせられた。
最近「ふるさと」は「場所」ではなく、「時代」なのであるという言葉を 聞いた。
今や、明治の人から話を聞ける機会は非常に少なくなってしまった。まだまだ聞きたいことがあったような気がする。これは大野さんと私だけではない、明治の人と現代に生きる人へのメッセージとして・・・。
それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20070414.mp3
(※注1)チエテ移住地
ブラ拓の創設した移住地の1つ。現在はペレイラ・バレット市と呼ばれている。サンパウロ州北西部に位置し、サンパウロ市内から約600キロ離れたところ。 (※注2)ブラジル拓殖組合
移民を推進するために、日本で1928年に作られた 海外移住組合連合会(日本国政府管轄)が、ブラジル側での現地代行機関として1929(昭4)年に「ブラジル拓殖組合」を設立。「ブラ拓」と呼ばれ、アリアンサ、チエテ、バストス、トレスバーラスの各地は「ブラ拓4大移住地」と呼ばれている。
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