移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
ブラジル日和
     2007年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2007/12/26)
Vol.081 「0歳で渡泊して」 松本富美枝さん

Vol.081 「0歳で渡泊して」 松本富美枝さん (2007/09/11) 放送: 2007年8月4日(土)ブラジル時間10:20 ~ 12:17(1:56) 日本時間22:20 ~ 00:17(1:56)、ダウンロードはゲストコーナのみの52分25秒です。
出演: 松本富美枝、松本浩治、大久保純子、宮坂知佳、高橋晃一(協力)


リオ3連続の最終回とでも言えようか。Vol.076「リオ州で農に生きる」の原林平さん、Vol.080「チングアのドナ・マリア」の原敏子マリアさんに続くリオでの録音放送。3人は親戚関係にあり、続けて聞いてもらえると分かりやすいかも知れない。
松本さんは1930年0歳で両親に連れられて、鳥取からブラジルへやって来た。日本での記憶は「まったくない」と言い、ブラジルで日本語学校へ通ったものの、ちょうど第二次世界大戦中で日本語会話や日本語の勉強が禁止された時代に幼少期を過ごした。
日本でも養蚕をしていたといい、ブラジルでも養蚕を家業とする。それを手伝うのが当たり前の青春時代。「恋愛をする暇もなかったし…」と笑う富美枝さんの結婚相手は親の勧めるままで、いとこ同士での結婚だった。お相手の松本和美さん(2005年75歳で死去)は同い年で9年後にブラジルへ来たと はいうもの、日本の生家は同じだという。
結婚後はサンパウロ州ゴヤンベーからリオ州のサビドリア、ピラレーマ、マカエと移り住み、トマトやキアボ(=おくら)栽培を行った。
「トマトの消毒もした」と語る富美枝さん。
こう書いていくと、とても辛い人生を過ごしてきたかのように思われてしまう。が、富美枝さんから漂う雰囲気は全然違うのだ。
どうしたら、あんなにふっくらとした笑顔の素敵なおばあさんになれるのだろう? と、思えるほど穏やかで優しい笑顔の持ち主。
きっと、苦労はしたかも知れないが、素敵な御主人と家族に恵まれ、ブラジルの大地でのびのびと育ったのだろうし、彼女自身の持ち前の明るさなのか も知れない。
あんな素敵な笑顔のおばあさんに私もなりたい!と思わせてくれるような人だった。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20070804.mp3


前のページへ / 上へ / 次のページへ

BB企画 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 BB企画. All rights reserved.