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     2008年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2008/12/31)
Vol.097 「経験は私の宝物」 佐藤マリオさん

Vol.097 「経験は私の宝物」 佐藤マリオさん (2008/06/19) 放送: 2008年5月24日(土)ブラジル時間 11:12 ~ 12:06 (1:53) 日本時間 23:12 ~ 1:06 (1:53)、ダウンロードはゲストコーナのみの1時間21分47秒です。
出演: 佐藤マリオ(ゲスト)、大久保純子、高橋晃一(協力)

 「家の中では日本語」という家庭で育ったマリオさんは、ポルトガル語はもちろん、日本語も達者な3世だ。ブラジルに移住した祖父母が移住していたパラナ州北部で生まれ、家業を手伝いながら育った。
 父がコーヒーを植えれば収穫を手伝い、映画館を経営すれば映写機を回し、ホテルを経営すればお客の相手をした。そのすべてが今の自分に活かされているという。日本人が作った南米銀行に入行してからは、一世と二世の壁、裏事情、衰退と身売りを経験。その経験は挫折を生むことなく、次のステップへと進ませた。銀行を退職してからは企業コンサルタントとして、銀行員時代に培った政財界のコネクションをフル活用した。
 日本への留学もマリオさんも貴重な経験。25歳の時に県費留学生として祖父の故郷山形で地元銀行の研修を受けた。「日本語が上達した」成果と「み んなに大切にされた」ことが一番の経験だった。28歳に再び日本へ。今度は国費留学生として大学で金融論、経営論を学んだ。「30歳までは自分へ の投資。それは52歳になっても活きている」。
 もちろん人一倍の努力をした上での経験と結果だけれど「今の自分があるのはいろんな人のおかげ」だと感謝の心を忘れない。そして父親へのリスペクト(尊敬)。「私と父はパートナー」「親父を信じていた」と何度も口にする。子供たちには「一生懸命好きなことができるように頑張ること」を伝えたい。それは父親から学んだことだった。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20080525.mp3


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