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     2009年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2010/01/18)
Vol.118 「移民と友だち」 岩間健さん

Vol.118 「移民と友だち」 岩間健さん (2009/08/17) 放送: 2009年7月12日(日)ブラジル時間 10:59~12:18 (1:19) 日本時間 22:59~00:18 (1:19)、ダウンロードはゲストコーナのみの38分51秒です。
出演:岩間 健(たけし)(69)、松本浩治(レギュラーゲスト)、大久保純子、堤 剛太

 「友人がいないのがつまらないねぇ。やっぱり、友人が一番やね」。
しばらく心に引っかかった言葉だった。
 岩間さん(59、三重県出身)は今、パラー州のサンタレンという町に住んでいる。そこはサンパウロからベレンまで4時間のフライトの後、そこからまた別の飛行機に乗り換えて約1時間の川沿いにある。岩間さんはどうせ行くなら『ピラミッドの頂上に上れる=成功』確率の高い北伯」を勧められ、1975年に飛行機で単身渡伯した。
 鈴鹿市の実家は米や茶を栽培する農家で、健さんは長男で農業も好きだったが、父親と話が合わず、「十五歳の時からブラジルに行きたいと思っていた」という。高校を中退して夜学に通いながら、ブラジルに行くことを目的に長距離運転手の仕事に就き、4年間で300万円の資金を貯蓄。国際協力事業団(現:JICA)の「赤城山」海外移住センターで半年間の農業研修を経て、渡伯。その際、JICAから「ブラジルに行くなら日本で結婚しておいた方が良い」との助言を受け、前年に海外移住婦人ホームで現在のあつ子夫人(57、静岡県出身)を紹介してもらいあつこ夫人は77年に花嫁移民として呼寄せた。
 渡伯後はパラー州のサント・アントニオ・ド・パラー。パトロン(主人)のもとで、コショウ栽培に携わり、コショウの栽培方法を3年間みっちりと勉強した。4年目には独立。先輩日本人の世話で78年にサンタレンに土地を購入した。
 値段の悪い時には自分が作ったコショウを売らずに日本まで出稼ぎへ行くなど、徹底した経営方法でコショウ栽培に成功。現在は農業を辞め、同地でマンション5軒を持つ経営者。だが、自ら伝記の配線や内装も行うなどマメな器用さは怠らない。
 今後は「半年日本、半年ブラジルの生活が送りたい」と悠々自適な人生設計を語るが、冒頭の言葉「ここでは友だちがいなくてね」の言葉が返って寂しい。移民や移住者がどんどんと減っていく中、同じ日本語が通じる同年代が減っていく今、その先端を行く奥地の移住地であまりにもズキンと残る実感のこもった一言だった。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20090712.mp3


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