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     2010年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2010/12/30)
Vol.125「平和の鐘をブラジルに」小川和己さん

Vol.125「平和の鐘をブラジルに」小川和己さん (2010/04/11) 放送:2010年3月10日(水)ブラジル時間 23:56~03:10(3:14) 日本時間11:56~15:10(3:14)、ダウンロードはゲストコーナのみの40分50秒です。
出演:小川和己(おがわ・かずみ、長崎県出身、80歳)、金剛仙太郎(ニッケイ新聞記者)、中嶋年張、井上祐見、山本和憲、大久保純子

 2012年9月4日、小川さんは他界なさりました。移住地50周年史編纂の歓談などをして、楽しく過ごした後、少し気分が悪いと横になり、そのままご自宅で安らかに亡くなられました。享年83歳。ここに心よりご冥福をお祈り致します。貴重なお話をありがとうございます。お亡くなりになる2年半前の元気なお話をどうぞ、お聴き下さい。

 今回はサンパウロからバスでおよそ12時間、南に向かったサンタカタリーナ州にあるラーモス移住地を訪問。移住地で開催される桜まつりにゲストとして招かれた歌手の井上祐見さんらと共におじゃました。この地で4人の方にお伺いしたがその第一弾が小川さんだ。
 小川さんは昭和4年生まれで長崎の出身。被爆者である。学徒動員で三菱新工場まで働きに行くはずが、たまたま船に乗り遅れ、直害は間逃れた。だが、友人たちはその時の被爆で多数死亡。さらに小川さんを探しに来てくれた弟は、ブラジルへ渡航してからその影響でガンで先に亡くしている。
 そこで小川さんは自分の土地に「平和の鐘」を建設。また、同地に平和の記念館も建設中だった。小高い山の上にある平和の鐘だが、小川さんは80歳とは思えぬ健脚で案内してくれた。願うもののある人の強さが感じさせてくれた。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20100310.mp3


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