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     2013年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2014/02/23)
Vol.162「アマゾンでインディオから学ぶ」大塚喜吉さん

Vol.162「アマゾンでインディオから学ぶ」大塚喜吉さん (2013/06/22) 放送:2013年5月29日(水)ブラジル時間 10:31~12:59(1:28) 日本時間 22:31~23:59(1:28)、ダウンロードはゲストコーナのみの59分8秒です。
出演:大塚喜吉、富安玲子、細川多美子、砂古純子、大久保純子

 アマゾン・マナウスのJuma Lodge(ジューマ・ロッジ)からのインタビュー。音声が悪いのは録音機を持たず、カメラでの収録となったためである。マナウスから船と車を乗り継いで3時間、ジャングルの奥地にあるJuma Lodgeホテル。ゲストに出て下さった大塚さんは幼い頃、両親に連れられて日本からアマゾナス州のエフィジェニオ・デ・サーレス移住地へ入植。その後、日本へも働きに行ったりしたというが、現在はマナウスにお住まいで、日本人向けのガイドを兄弟でなさっている。
 そのツアーとは、夜にボートを出してワニを捕まえて赤く光る目を見たり、ピラニアを釣ったり、ャングルの中を歩きながら、椰子の葉を輪にして足にかけ、猿のように椰子の木へスルスルと登ったり、木の実から幼虫をほじくり出してその場で焼いて食べさえてくれたりする。そのすべてがインディオから教わったという知恵である。シップ薬そっくりのスースーする匂いの葉っぱ、河に投げ入れると魚が痺れて、浮かび上がってくるから魚が捕れるという黄色い樹液、大きな木の根を叩くことで電話代わりに交信する術など。一日ジャングルを歩いていると、「必要なものはすべて森の中にあるのだなぁ」と実感する。
 そんな知識を体験として学び知っているインディオたちに感銘してしまう。大塚さんも子供の頃、自分の家で働いたインディオからそうした知識を学んでいるというのだ。ひょっとすると大塚さんは日本で学ぶような学校教育は、アマゾンでは受けることができなかったかも知れない。だが、逆に日本では学べない知識を得たのだなぁと、羨ましく感動することしきりであった。
 とても控えめに丁寧に答えてくれる一言一言。何か申し訳ないような、もったいないような思いであった。
 上手にインタビューできなかったし、録音状態も最悪というものなのだが、大塚さんもおっしゃるように、アマゾンを、自然を、インディオの知恵を聞くのではなく、ぜひ、実際にアマゾンへ来て、大塚さんと一緒に体験して欲しい。そんな思いの放送である。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20130529.mp3


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