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(最終更新日 : 2014/02/23)
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Vol.166「ブラジル金閣寺を見守って」大畑天昇さん
Vol.166「ブラジル金閣寺を見守って」大畑天昇さん (2013/09/29)
放送:2013年8月28日(水)ブラジル時間 11:18~13:38(2:20) 日本時間 23:18~01:38(2:20)、ダウンロードはゲスコーナのみの1時間15分53秒です。
出演:大畑天昇(静岡出身、1918年4月18日生まれ)さん、松本浩治、細川多美子、砂古純子、大久保純子
ブラジルに金閣寺がある。10年以上前からその話は聞いていて、ずっと行ってみたいと思っていた。そのチャンスがようやく到来。2013年3月16日、小雨降る中、サンパウロ州イタペセリカ・ダ・セーラ市にあるブラジル金閣寺文化協会内にある金閣寺を訪れた。
本物の金は使っていないにしろ、外見は立派な金閣寺である。1974年に建造され、敷地面積は4万2000平方メートル。なんと日本で約15年間暮らしていたアメリカ人男性が「日本と同じような金閣寺を造りたい」というのがきっかけ。そのアメリカ人は特に仏教徒でもなかったが、金閣寺を建てるための土地を同市から購入し、納骨堂として建築。材料はすべてブラジルからのもので、移民していた日本人の宮大工が約8年をかけて完成させた。
大畑さんは現在金閣寺の隣に建てた円光寺の主任を務め、曹洞禅宗の僧侶である。16歳の時、兄夫婦と「大きなファゼンデイロ(大牧場主)になりたい」との夢を持ち、聖州ソカバナ線のパラグアスー・パウリスタの文化植民地に住んでいた知り合いの呼び寄せにより、1936年に「まにら丸」渡伯した。
綿の栽培などの農業やマタラーゾ財閥の農場でピンガ作りや管理人を経験した後、中尾熊喜氏経営の「ジャグアレー肥料工業株式会社」で約30年間働き定年を迎える。同社で地方回りをしていた40代のころに得意先で世話になっている人が亡くなる光景を目の当たりにしてきた。奥地では寺などなく、いつも「自分でお経をあげることができたら」との思いを持ち続けてきた。
戦後、日本にいた弟をブラジルに呼び寄せた際、両親の遺骨も持参。59年ごろ、当時からリベルダーデ区サンジョアキン街にあった仏心寺の納骨堂に収めたことをきっかけに同寺と懇意になり、日本から派遣されていた曹洞宗総監の新宮良範(しんぐう・りょうはん)氏から「僧侶になるための講習会に来てみたら」と勧められ、石川県金沢市の大乗寺で3カ月間修行した。
今後、金閣寺と円光寺と三角形を結ぶ地点に「六角堂」を建立する計画も立てている。敷地内には、大畑さんの家族の遺骨が収められている高さ5~6メートルほどの「三重の塔」が墓碑として建立されており、「いずれは私もあそこに入ります」と「三重の塔」を指差しながら、柔和な表情を見せた。
大畑天昇(聖州イタペセリカ・ダ・セーラ市、円光寺住職)さんは2017年4月30日、老衰のため聖市内の病院で亡くなられました。享年97歳。
1920年4月18日に静岡県焼津市生まれ。1938年に渡伯。
それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20130828.mp3
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