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Vol.192「旅が教えてくれた3つの事」松永泰然さん

Vol.192「旅が教えてくれた3つの事」松永泰然さん (2017/02/12) 放送:2016年10月27日(木)。
ダウンロードはゲスコーナのみの1時間11分14秒です。
出演:松永泰然、細川多美子、大久保純子

これまた突然の放送である。というのも、先の三田千代子先生同様、BUMBAスタジオでマイクテストをしていたら、細川多美子氏に会いにふらりと現れたのが松永さんだった。
松永さんは以前、ブラジルにお住まいになられていて、現在は静岡県富士宮市で日蓮宗興徳寺で住職をされている。
そんな松永さんだが、子どもの頃から「少年ケニア」が好きで冒険に憧れ、浪人中の18歳には自転車で日本中を旅したという。さらに建設省建設大学校(当時、富士宮にあったが今はない)を休学して、青函トンネル工事で貯めたお金でシベリア鉄道で夢であったアフリカへも渡った。
1年半の旅の後、松永さんは3つの価値観を得たという。その一つは①大事なことはお金ではなく、お金では買えないもっと素敵なものが世の中にあるという事②基本的にずっとヒッチハイクで旅をし、多くの人にたくさん世話になったが、その人たちにその恩を返すことは出来ない。だからこそ、他の人に受けた恩を返していく人生を歩まなければならない③「良い」とひらめいたことはまず実行する、そんな己の人生の教訓を23歳で獲得したのだそうだ。
その後、海洋博を翌年に控えた沖縄でダムの建設に携わったり、北海道にも住んで、結婚、生活も安定したが、やはり、海外、ブラジルへ行くという強い思いから南米開発青年隊としてブラジルへ来られた。
ブラジルでもやはり建設会社をなさっていたが、12年前、お父様のお坊さんの仕事を継いでくれるはずだった弟さんが事故で他界。さらにお父様も亡くなられ、お母様のお住まいと現在の生活を支えるには、松永さんが日本へ戻られ、住職となることが一番ということになった。
その間、息子さんはお一人がオーストラリアで仕事、お一人はブラジル南部で学生、そして奥様野初代さんは初めての「自立」を楽しみながらガイドの仕事をされることになった。
しかしここでまた奥様がわずか8か月後に空港で仕事中に倒れ、亡くなられるという悲劇が起きた。しかしながら23歳の旅で得た教訓が人生に生きているからなのだろうか、松永さんには悲劇を悲劇と思わない、前向きな姿勢にあふれている。すべてを超越しているかのようだ。
現在、ブラジルに住んでいた息子さんが松永さんの後を継ぎ、お坊さんの修行を始めることになったという。
ブラジルにいた頃には、こんなに深くお話をしたことが無かったが、松永さんのお話には大きくうなずける教訓や示唆があり、聞くことが出来て本当に良かったと、そのご縁に感謝した。
どうぞ、皆さまもこの縁をお受け下さい。
インタビューの後、松永さんは自身が撮影したという興徳寺の写真を下さった。絵葉書のように美しい富士山と興徳寺の写真だ。ぜひ、興徳寺に行ってみたいと思った。


それでは、以下のリンクをクリックして「そのご縁」をお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20161027-2.mp3

さらにインタビュー後に、認知症になられているお母様の介護についてお訊ねすると、「愛おしさは距離」と言って、お話をして下さった。あまりにステキなお話でしたので、おまけで3分45秒。ぜひお聴き下さい。
http://brasil-ya.com/radio/20161027-3.mp3


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