Vol.195「コロニアの名司会者登場!」藤瀬圭子さん (2017/05/07)
放送:2017年4月24日(月) ダウンロードはゲスコーナのみの50分25秒です。 出演:藤瀬圭子、細川多美子、大久保純子
ブラジルへ来て驚いたことの一つは、実に多くの芸能人がブラジルを訪れ、公演していることだった。放送の中で藤瀬圭子さんも仰っているが、かつて伴淳三郎さんを団長に森繁久彌、京マチ子など錚々たるメンバーであゆみの箱チャリティーショーで1971年に来伯している。その他にも美空ひばり、丹下キヨ子、加山雄三、鶴田浩二、雪村いずみ、近藤真彦、立川談志、猪俣公章、永六輔、坂本冬美、宮沢和史、坂本龍一、渡辺貞夫、八代亜紀、橋幸夫なども来伯。 そうした公演のすべてで司会をしたわけではないが、今現在、コロニアの司会者として、最も長く現役で活動されているのが、藤瀬圭子さんだ。 元々、日系コロニアのラジオのアナウンサーになりたかったという圭子さんは14歳で地方から出て来て、ダメだしされてもへこたれずに他のバイトをしながらラジオ局に通い、子供向けの自分の番組などを手掛けるようになったという。 その後、民謡の司会をはじめ、日本舞踊の踊り初めや様々な場所で司会業をするようになる。「何も知らなかった私に、本当に一からいろいろ教えて下さったお師匠さんたちに感謝しているんです」という言葉は、厳しかったと聞く藤間芳之丞さん(本名=中村都、2014年死去)や花柳金龍さん(本名=松井萩野、2015年死去)と藤瀬さんの関係を偲ばされる。 お話を伺ったのは、ちょうどご主人の福本千賀人(ふくもと・ちがと)さんを亡くして一周忌を迎える折りだったので、そのご主人さまとの思い出話などにもなった。余談だが、藤瀬さんのお宅に伺った時に、「福澤心訓」(福澤諭吉が作成したとされる7則からなる教訓)が立派な字で書かれ壁に飾られていた。千賀ちゃん(ご主人のこと)が教訓として飾っていたのだという。 ずっと、一世だと思っていた藤瀬圭子さんとご主人様(千賀ちゃん)も、なんとブラジル生まれの二世であったこともインタビューで知り、驚きであった。こうした日ポ両語が堪能で、さらに私など昭和生まれの日本人以上に日本らしさを持った人々に感謝の気持ちを込めて。
それでは、以下のリンクをクリックしてをお聴きください。 http://brasil-ya.com/radio/20170424.mp3
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