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熟年クラブ連合会
     事務局だより  (最終更新日 : 2019/02/15)
2006年4月号

2006年4月号 (2006/04/08) ○トピックス

第9回老ク連親睦ビンゴ大会

 三月三十一日今年最初のビンゴ大会が老ク連サロンで行なわれた。数多くある老ク連行事の中でも、何一つ緊張することもなく努力する必要もない、非常に気楽な行事である。六十キロ離れたジュンジアイからも、十三人もミニバスで駆けつけるなど朝から続々と詰めかけ、最終的には二百人を越して全館から集めた椅子も机も全部ふさがり、歩く事も容易でない状態となった。
 賞品は役職員から集めた寄付金で購入したものと、会員有志を含めて
差し出された数多くの品物で、一回につき三十五人は当たる程揃えられた。この六回のビンゴの他に、前売りの赤券・青券の賞金つきの分が行なわれ、最後には当日一回も当たらなかった人だけが参加した。これが非常に多く半数以上居たのではと思われたが、更にこの回にも漏れた人には残念賞も出された。賞品は以前は少人数に大物賞品をと計画したこともあったが、最近は老ク連の親睦大会らしく誰にも役立つものを数多くとなり、そこが参加者に喜ばれているのである。
 数字を全部埋める青券は、偶然にも五人同時で賞金は折半と折り合いがついたが、最高の赤券に恵まれた唯一の人はジュンジアイ睦会員で、遠くから来た甲斐があったと、皆に拍手で祝福された。大金が掛かっている時は、最後の方になると緊張が頂点に達して、一つ数字が出る毎にビンゴと大きな声が聞こえるが、それが間違いで笑われた人が何人もいて、「恥ずかしくて、しばらくは老ク連にも来れないねー」等と、とにかく賑やかなことであった。九回も夢を見た一日も三時半には終わり、終了後、細かいお札をせっせと数えた役職員も、二度楽しんだ一日が終わった。 
☆賞品寄贈者(順不同)
 重岡康人、五十嵐司、内海博、小坂誠、山口勝、松平和也、戸田房子、内山卓人、玉井須美子、 田村福八、纐纈蹟二、宇野妙子、長尾弘之、矢 野恵美子、山田操、朝枝定、板井としえ、村井タミ、真鍋次郎、斉藤マリオ、清水ダリア、川森キヌイ、佐藤寅吉、斉藤マリオ、田巻夏枝、中西恵美子、作田正子、小野一生、西丸俊子、杉本正、安東祝、田中幸子、有賀春子、金藤泰子、上原玲子、老ク連


老ク連二〇〇五年度事業報告
一月二十八日、九時より定款改正のための臨時 総会を老ク連サロンにて開催し、ポ語の会名変更や筋の通った定款にする為の細かな変更など、満場一致で承認された。続いて十時より第二十四回定期総会を開催し、〇四年度の事業報告と会計報告、及び〇五年度の事業計画と予算案などが承認された。(出席者五三名)
二月二十六日、昨年までのお茶のみ会(集団お見合い会)に代わった、親睦と見聞を広げる為の「老ク連友の会」第一回として、トレメンベーへ行きワニやダチョウの飼育場やラン園などを見学した。(参加者四三名)
四月十七日、第二十九回全伯老人クラブ芸能祭を文協大講堂で開催し、藤瀬圭子さんに司会をお願いし、戸塚マリ委員長・嵐田英代委員・斉藤美恵委員により一年間の練習の成果が審査された。満員の観客にバザーも大盛況であった。(出演者六一番組に三四七名)
四月三十日、第七回老ク連親睦ビンゴ大会を老 ク連サロンで行い、総勢一四五名で、夢のある楽しい一日を過ごした。又会場には「たこやき」の売店も出て賑やかさを増した。今回も参加者の協力で運営経費への補助も出来た。
五月三十一日、第五回ミニカラオケ大会を田巻夏枝先生主導のもとに老ク連サロンで開催、審査員は中条静男委員長・橘和保江委員・川合節子委員。歌手一二〇名が真剣に唄い十月の本大会への練習とした。
六月十二日、第二回友の会としてイツー市の前田ペスケイロへ行き、盛大なご馳走と気持の良い自然に接して、参加した六二名は大満足だった。
六月十九日、JICAシニアボランティア安達正子先生が二年間の任務を終えて帰国。この間三六クラブで五四回の指導を行なった。
七月上旬代って宇野妙子シニアが到着。七日より老ク連に出勤し活動を始める。
七月十六日・十七日、県連主催の日本祭りに老 ク連も参加。活動の広報、踊り・ダンス・コーラス教室の実演、宇野先生の折紙披露、高齢者用品の宣伝、手作り食品の販売等を行なった。
八月七日、老ク連創立三十周年記念祭を文協大 講堂にて盛大に開催。来賓に日本全老連より永井副会長と齋藤事務局長、パラグアイ老ク連より石田副会長と佐藤常務理事、ブラジル国内から多数の日系団体代表を迎え、参加会員は満席の一三〇〇名を数えた。日伯寺佐々木住職による先亡者法要に始まり、挨拶、三十年の歩み、各種表彰三十八名、百歳万歳社植松社長による基調講演、日本からの歌手SORAKOさんを中心に、コロニアの有名芸能人も加えたアトラクション等が行われた。又舞台やサロンでは老ク連活動の発表等、老人クラブの力を見せた催しとなった。
八月八日、アルジャーの原沢別荘にて、第十回中南米老ク連総会を開いた。出席者は日本・パラグアイ・ブラジルの三国十五名。時間と経費を考慮し通信交流という事で存続が決められた。続いて今祭典の歓送迎会として老ク連代表者も交え、満開の桜や錦鯉のいる広い庭園を見ながら、ビュッフェのご馳走で歓談した。(五〇名)
八月九日、三十周年記念交流としてサント・アンドレ白寿会へ、前日同様の参加者など計三五名で出向いた。百名以上の会員全員の出迎えを受け、市内や高崎公園を見物した後、近隣でも特出した設備を持つ文協会館を見学。例会・歓迎昼食会・伯人高齢者も混じったアトラクションと、双方の会員が入り混じって楽しい時をすごした。
九月二日から七日にかけて今年の研修・交流旅行として南パンタナールへ三泊六日のバス旅行をした。出発から二十時間かけて漸く最後の目的地に着き、早速ボートで川下り。三日間でブラジルの国花である黄色イッペー・大小のワニや動物・珍しい鳥・見渡す限りの米作りなど、パンタナールの景色を堪能した。最終日にはカンポ・グランデ老壮会四十名との交流となり、カンポグランデは伯国生まれが多いため、普段は使わないと言う大変上手な日本語で、時も忘れて話が弾んだ。(三五名)
九月十日、第三十六回老人週間が、今年も援護協会・救済会・日系高齢化社会研究グループとの四団体共済で、文協大講堂において開催された。今回は「若い世代に伝えよう私たちの心」というテーマで、健康検査・医療の話SOHOの飯島秀昭氏の基調講演・JICAボランティア達の活動発表・アトラクションなど盛り沢山のプログラムが行われ、約八百人が勉強をし、楽しんだ一日となった。
九月二十四日、第二十回老ク連ゲートボールふれあい大会を、ニッケイ新聞社と共催、ブラジルゲートボール連合の主管で、連合スタジアムにおいて開催された。参加四十チームで年々減る傾向ではあるが、数々の賞品の他三十周年を記念した立派なメダルも提供され、九十五歳以下二二六名が元気よく勝ち負けを競った。
十月三十日、第十一回親睦カラオケ大会を文協大講堂で開催し、バザーも行った。今回はカラオケ指導協会より島田正市総本部長を審査委員長に、専門家の山地パウロ氏と栄村イレーネ氏を委員にお願いし、UPKから日伯の賞状も出た大変立派な大会となった。出場歌手は一七二名で、内入賞者四十名に美しいカップが贈られた。サロンではバザーと共に宇野先生の遊びコーナーも開かれ、老若男女が楽しんだ。
十一月十九日、第八回老ク連親睦ビンゴ大会を開いた。今回も皆の協力を頂いた上、昔懐かしい「みたらし団子」も提供されて一六〇名の参加者を喜ばせた。
十二月三日、年末寄付を兼ねた恒例の施設訪問として、イタケーラの「こどものその」を役職員十六名で訪ね、広い敷地で自力で励んでいる園生の活躍ぶりを見せて貰った。
十二月十九日、今年も年末助け合い募金をし、二十七支部からの預かり金に、事務局の募金を加えて一万八十四アイスを十の日系福祉団体に贈った。
JICA派遣の安達ボランテイアを、一月から六月まで以下の老人クラブへ派遣し、クラブの活性化を図った。アニャンゲーラ仲よし会、ビラ・マリア鶴寿会、カンポ・グランデ老壮会、サントス伯寿会、みずほ福寿会、イタケーラ寿会、バウル福寿会、バルジェン・グランデ万年クラブ、オウリンニョス長寿会、カッポン・ボニート寿会、モジ・ダス・クルーゼス中央日会老人部、イタペチニンガ千歳会、レプレーザ高砂子会、ナザレー老壮会、ノーヴァ・エスペランサ緑会、レジストロ春秋会、イタペチ万寿会。
JICA派遣の宇野ボランテイアを七月から十二月まで以下の老人クラブへ派遣し、クラブの活性化を図った。モジ・ダス・クルーゼス中央日会老人部、セントロ桜会、サンパウロ鶴亀会、カンポ・グランデ老壮会、レジストロ春秋会、サント・アンドレ白寿会、サント・アマーロあおぞら会、サウーデ文協老壮部、インダイアーバ親和会、イタケーラ寿会、ジュンジアイ睦会、プラッサ・ダ・アルボレ老壮会、サンパウロ東部紅葉会、ピニェイロス親睦会老壮部。
十月初めNHKが放送開始八十周年を記念して製作した、ブラジル移民を描いたドラマ「ハルとナツ」は老ク連にも沢山の人を呼び寄せ、各人の過ぎし年月を語る場面が多く見られた。
会員寮・学生寮・サロン共に利用され、運営経費の一助となった。又高齢者用品の取り扱いにより、生じた礼金も同様経費補助となった。
今年もサンタ・クルース医療保険(PLASAC)団体加入者の世話をし、安い保険料で医療を受けることが出来て、会員及び賛助会員に喜ばれた。

◇老ク連教養教室を以下のように開催した。
玉井先生指導盆踊り教室 四四回六九四名
三木先生指導コーラス教室 四三回七二七名
田巻先生指導カラオケ教室 四五回一〇〇四名
戸塚先生指導健康体操教室 四六回一一五二名
烏山先生指導練功体操教室 四七回一〇七九名
役員協力のカラオケダンス愛好会 四六回一五四三名
森田先生指導絵画教室 三九回三七八名
中山先生と纐纈氏指導の民謡教室 一八回二七三名
若松先生と纐纈氏指導の書道教室 二一回八〇一名
栢野先生指導俳句教室 一二回一三三名
名画鑑賞会 二三回九二二名
なつメロ合唱の会 一一回二八〇名
森山雅和先生指圧・灸の割引治療 五五回九四三名

老ク連二〇〇六年度事業計画案
一月三十一日第二十五回定期総会を老ク連サロンで開催する
四月九日第三十回全伯老人クラブ芸能祭を文協大講堂で開催、バザーも行なう
八月十三日第二十九回老人クラブ大会を文協大 講堂で開催、バザーも行う
九月二十三日第二十一回ゲートボールふれあい 大会を連合スタジアムで開催する
九月末第三十七回老人週間を援護協会・救済会・日系高齢化社会研究グループとの共催で文協大講堂にて開催する
十一月十二日第十二回老ク連親睦カラオケ大会を文協大講堂で開催、バザーも行なう
三月三十一日と九月三十日に老ク連親睦ビンゴ大会を老ク連サロンで行い、運営資金の一助とする
五月三十日カラオケ教室成果発表の為、第六回ミニカラオケ大会を老ク連サロンで行う
各老人クラブへ要望に応じて宇野妙子シニア・ボランテイア及び他の講師を派遣する
創立三十周年記念事業の一つとして記念誌を発行する
今年も会員の親睦と啓蒙のために老ク連機関紙「老壮の友」を毎月発行する
会員間の交流と見聞を広げる為、四月頃マリンガの和順ホームを見学し、ノーヴァ・エスペランサ緑会と交流する
会員の見聞と親睦を目的に、年に数回小旅行「老ク連友の会」を行なう
日本語学校生徒などを対象に、紙芝居で童話を見聞きさせ、日本人の心を教える
会員の便宜を図るため、サンパウロ総領事館に提出の各種届の事務手続きを手伝う
毎週月曜日午後、サロンで玉井須美子先生指導の盆踊り教室を開く
毎週火曜日午前、サロンで三木八重子先生指導のコーラス教室を開く
毎週火曜日午後、サロンで田巻夏枝先生指導のカラオケ教室を開く
毎週水曜日午前、サロンで戸塚マリ先生指導の健康体操教室を開く
毎週木曜日午前、サロンで烏山芙美子先生指導の練功体操教室を開く
毎週木曜日午後、老ク連役員の先導でカラオケダンス愛好会を開催する
毎週金曜日午前、会議室で森田冨久子先生指導の絵画教室を開く
毎月第一・第三水曜日午後、サロンで中山みどり先生指導の民謡教室を開く
毎月第二・第四金曜日午後、サロンで若松孝司先生指導の書道教室を開く
毎月第二月曜日午後、会議室で栢野桂山先生指導の俳句教室を開く
毎週火曜日会議室で、会員の健康維持の為に森山雅和師範による割引マッサージを行う
会員のための高齢者用品の調達や、日本語書籍・ビデオ・CDなど文化方面の便宜を図る
会員の要望にこたえて、無料および割引協力の医師や病院への手続きをする
サンタ・クルース医療保険の取り扱い事務をする
当福祉センターの宿泊施設やサロンの利用に力を入れる



○4月の行事

      
      ※12時15分
なつメロ合唱の会
 ※12時
盆踊り教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※8時~17時
指圧・灸 森山先生
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
※12時
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※12時15分
名画鑑賞会
101112131415
※8時30分
第30回全伯老人クラブ芸能祭(文協大講堂)
 ※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※8時~17時
指圧・灸 森山先生
※10時
健康体操教室
※9時半
練功体操教室
※12時
カラオケダンス愛好会
  
16171819202122
 ※12時
盆踊り教室
※1時
俳句教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※8時~17時
指圧・灸 森山先生
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
 ※12時15分
名画鑑賞会
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 ※12時
盆踊り教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※8時~17時
指圧・灸 森山先生
※10時
健康体操教室
※9時半
練功体操教室
※12時
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※1時
書道教室
 
30      
       



○名画友の会

4月22日(土) 第123回鑑賞会 邦画月 石原裕次郎特選
(1)「太平洋ひとりぼっち」 1963年(昭和38)作品 カラー1時間37分
監督:市川昆
出演:石原裕次郎、森雅之、浅丘ルリ子、田中絹代、大阪志郎、芦屋雁之助
(2)「嵐を呼ぶ男」 1957年(昭和32)作品 カラー1時間41分
監督:井上梅次
出演:石原裕次郎、北原三枝、芦川いつみ、笈田敏夫、青山恭二

5月13日(土) 第124回鑑賞会 邦洋画2本立て
(1)「雨月物語」 1953年(昭和28)作品 黒白1時間37分
監督:溝口健二
出演:森雅之、小沢栄、田中絹代、水戸光子、京マチ子
(2)「ティファニーで朝食を」 1961(昭36)年 カラー1時間54分
監督: ブレイク・エドワーズ
出演: オードリー・ヘップバーン、ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー



○各教室参加者 (2月21日-3月20日)

コーラス教室3回41名民謡教室2回31名
踊り教室3回60名俳句教室1回8名
カラオケ教室3回56名カラオケ・ダンス愛好会4回123名
健康体操教室4回102名名画友の会1回46名
練功体操教室4回89名なつメロ合唱の会1回29名
書道教室2回70名マッサージ・灸3回44名
絵画教室3回36名



○寄贈・寄付 2月21日-3月20日(敬称略)

・書籍類青島孝雄多数、星井文子6冊、佐々木克8冊、澤田和子多数、戸田房子3冊、戸塚マリ3冊、佐藤登貴枝多数
・その他ビデオテープ2本=尾崎一郎、カフェー1包=烏山芙美子・猪野ミツエ・池田恭子、お茶1本=畑野フキ・村松尚子、砂糖3包=吉本まり子、ビデオデッキ・テープ多数=佐藤登貴枝



○行事報告 2月21日-3月20日

2月22日宇野先生をイタペチ万寿会へ派遣
午前はイタペチの会員とゲートボール親善試合 朝枝・小坂・内山・山口・宇野
23日次期管理人面接 重岡・内海・山口
3月3日第2回理事会 11名
終了後童話の会総練習 五十嵐・内海・宇野・戸塚マリ・矢野京子・開静香
6日童話の会松柏学園へ公演に 五十嵐・宇野・戸塚マリ・矢野京子・開静香
8日30周年記念誌のための座談会 内海・小畑・重岡・真鍋・杉本・朝枝・五十嵐・松平・上原
宇野先生をサウーデ婦人部へ派遣
9日サンタ・クルース病院より訪問診療の話に3名来所 重岡・職員
12日宇野先生をピニェイロス老壮部へ派遣
15日宇野先生を鳥取熟年会へ派遣
16日宇野先生をレジストロ春秋会へ派遣
17日会計監査 丸山・西丸・古賀・戸田
第二回代表者会議 35名
18日救済会定期総会 杉本
※ JICA携行機材について下見・買い物その他度々 内山
※ 毎週木曜日カラオケダンス愛好会の手伝い=山口・内山の両氏


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