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熟年クラブ連合会
     事務局だより  (最終更新日 : 2019/02/15)
2008年11月号

2008年11月号 (2008/11/08) ○トピックス

コロニア文芸賞二部門に老ク連が入賞

 文協のコロニア文芸賞委員会では、毎年その年の日系社会で刊行された出版物の中から、最高作品に文芸賞を贈ることにしている。今年はブラジル日本移民一〇〇周年を記念して、特別にその他にも三つの賞が設けられ、その中の二つに老ク連からの応募作品が選ばれた。
 一つは去る七月に出版された「三〇年の歩み」で、規定に該当するので応募したところ、幾つかの中から選ばれて記念誌賞を頂くことになった。 これは当会創立以来初めて刊行した記念誌で、資料に乏しい上、取材対象となる該当者(がいとうしゃ)も少なく、編集には大変苦労したので、報われた喜びは大きい。また各クラブから活動状況を寄せて下さった皆さんにも、何度も督促(とくそく)したりしてご迷惑をおかけしたので、共に喜んで貰いたい。
 また、二十五年以上継続(けいぞく)された出版物ということで、「老壮の友」も応募し、こちらも顕彰賞(けんしょうしょう)に輝き、老ク連では二重の喜びにわいた。この機関紙は今号で三十四年と一〇ケ月続いた月刊紙であり、本会の創立に大きく関わった援協の関係者、代々担当した編集者、そして色々の思いや意見を投稿(とうこう)して下さった方々のお陰である。しかし、何よりも毎月購読して下さった会員の皆さんの激励(げきれい)があったればこそで、今回の入賞は会員全部の喜びと言っても過言ではない。
 来る十一月七日に文協貴賓室で授賞式が行われるが、その模様は次号でお知らせするとして、以下に「三〇年の歩み」及び「老壮の友」の責任者である、松平和也編集長の喜びの声を掲載する。
 今回のコロニア文芸賞、それもダブル受賞には老ク連の会員一同にとっても極めて大きな喜びであり、また大変名誉な出来事でもあります。
 まず、「三〇年の歩み」ですが、老ク連機関紙「老壮の友」の記事を頼りに事業活動を辿って年表(一五頁)を作成し、編集の柱としました。巻末の会員名簿(四九クラブ、二、六六五名)は事務局が最も力を注いだものであり、せめて名前だけでも掲載して全会員を取り上げることで、少しでも会への参加意識が喚起(かんき)出来れば、との気持から思い切って全員を洩れなく掲載しました。 また、写真を多く載せることで読み易くしたいと思ったのですが、記事の内容にふさわしい写真の選択作業は決して楽ではありませんでした。
 ここで、いささか手前味噌になりますが、老ク連の組織(そしき)を運営する事務能力の的確さに敬意を表したいと思います。もし、当老ク連が当地の日系コロニアで有力団体の一つとして、その存在が認められているとしたら、それはひとえに組織の堅実(けんじつ)な運営に負うところが大きいのではないかと考えます。
 本誌の編集に当たりながら、今後の老ク連の事業活動の基本方針としては、各教養教室の充実化(じゅうじつか)があげられるのではないか、ということを痛感しました。
 一方、「老壮の友」の継続に関しては、入会歴僅か四年に過ぎない私には語る資格もないのですが、一回の欠号もなく刊行を持続していくことが、如何に大変であることかは理解出来るような気がします。三〇年以上にわたって大事に保管されている「老壮の友」なしには、おそらく記念誌「三〇年の歩み」の編集は不可能だったものと確信します。参考資料として何度も通読しながら、いわば歴史の重みとでもいうものを痛感したと言っては大げさに過ぎるでしょうか。ともかく、今回の受賞は、今後の機関紙の編集に大きな励みとなったことは確かです。関係諸氏のさらなる御健闘を期待したいと思います。(松平)


宮川頼周さん、受勲おめでとうございます

 セントロ桜会会員の宮川頼周さんは十月十七日、ブラジル国の地域社会の教育、文化の発展向上に頁献された功績により、政府よりオールデン・ド・メリット・デ・エドュカソン・エ・インテグラソン章を受賞されました。誠におめでとうございます。
 宮川さんは一九二八年(昭和三年)三月三十一日生まれ。長野県上高井郡高山村の出身です。
 一九五六年リオグランデドノルテ州ピウン植民地に入植しました。しかし、約束された条件とはまったく違った厳しい環境の中で、日本人会会長として入植者をまとめ、また、協同組合理事長として植民地を始め、地域に適した作物を試行錯誤し、その生産性と生活の向上のために血の滲むような努力で尽力しました。
 また、一九七〇年からはバイア州イツベラ植民地に移り、ここでもまた、日本人会会長として植民地の中心となり、熱帯作物の研究と栽培に励み、農林大臣より顕彰されております。
 〇四年からは病気治療のため出聖され、老ク連宿舎に寄宿。現在はゲートボール、旅行を楽しむ毎日をおくっております。宮川さんのモットーは「誠心誠意」と「負けてたまるか日本男児」です。
 なお同日、同じくセントロ桜会の中山実さんもチラデンテス賞を授与されました。

― 宮川さん経歴 ―
一九五六年七月十日、リオグランデ・ド・ノルテ・ピウン植民地入植。ピウン日伯農業協同組合専務理事、ピウン植民地日本人会会長、北伯産業協同組合理事長、ナタール・ピウン・プナウー生徒の家会長
一九七〇年四月一日、バイア州イツベラ植民地入植。イツベラ植民地共進会会長、イツベラ植民地日本人会会長、イツベラ・タペロア熱帯作物研究会会長、イツベラ・タペロアJAGRICマモン会会長
一九八四年十一月二十六日、農林大臣より金メダル、最優秀農業者賞、地域多収穫者賞受賞

― 宮川さんより御礼の言葉 ―
 この度、ブラジル連邦共和国より、オールデン・ド・メリット・デ・エドュカソン・エ・インテグラソン章を日伯議員連盟顧問救仁郷靖憲氏推挙により受けることになりました。
 受賞に際しましては老ク連合会並びにグァラニー桜クラブ部長の東野外喜雄氏他皆々様にお祝いを頂き、誠に有難うございました。本来でしたら、会員部員の皆様各々に御礼に上がらねばならぬ所ですが、「ブラジル老壮の友」紙上をお借りして、心より厚く御礼を申し上げまず。
二〇〇八年十月吉日
ブラジル日系老人クラブ連合会会員各位様
グァラニー桜クラブ各位様
宮川頼周


老ク連カレンダー注文受付中

来年の写真は老ク連の庭に御座すお地蔵さんです。
一枚会員3レアイス、非会員4レアイス。
会で一括注文の場合は送料は老ク連持ちです。
希望者は早めに事務局までご注文下さい。



○11月の行事

      
      ※12時15分
なつメロ合唱の会
 ※10時
健康体操教室
※12時
盆踊り教室
※1時
百人一首教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
※11時10分
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※12時15分
名画鑑賞会
101112131415
 ※10時
健康体操教室
※12時
盆踊り教室
※1時
俳句教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※1時
花合わせ愛好会
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
※11時10分
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※9時半・1時
書道教室
 
16171819202122
 ※10時
健康体操教室
※12時
盆踊り教室
※1時
百人一首教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
※11時10分
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※12時15分
名画鑑賞会
23242526272829
※8時
老ク連親睦カラオケ大会(文協大講堂)
※10時
健康体操教室
※12時
盆踊り教室
※9時半
コーラス教室
※12時半
カラオケ教室
※1時
花合わせ愛好会
※10時
健康体操教室
※1時
民謡教室
※9時半
練功体操教室
※11時10分
カラオケダンス愛好会
※10時
絵画教室
※9時半・1時
書道教室
 
30      
       



○名画友の会

11月8日(土) 第184回鑑賞会
(1)「王将」 1948(昭和23)年度作品 黒白93分
監督: 伊藤大輔
出演: 坂東妻三郎、三戸光子、三条美紀
(2)「グレン・ミラー物語」 1953(昭和28)年度作品 カラー117分
監督: アンソニー・マン
出演: ジェームス・スチュワート、ジューン・アリソン、ルイ・アムストロング

11月22日(土) 第185回鑑賞会
(1)「はだかっ子」 1961(昭和36)年度作品 カラー146分
監督: 田坂具隆
出演: 小暮実千代、有馬稲子、伊藤敏孝、三国連太郎
(2)「ヘッドライト」 1958(昭和33)年度作品 黒白105分
監督: アンリ・ヴェルヌイユ
出演: ジャン・ギャバン、フランソワズ・アルヌール



○各教室参加者 9月21日-10月20日

コーラス教室4回79名民謡教室4回47名
踊り教室5回78名俳句教室1回13名
カラオケ教室3回59名カラオケ・ダンス愛好会4回166名
健康体操教室8回130名名画友の会2回46名
練功体操教室4回48名なつメロ合唱の会1回22名
書道教室1回39名絵画教室4回36名
書道(百人一首)1回9名百人一首の会2回17名
花合わせ愛好会2回10名



○寄贈・寄付 9月21日-10月20日(敬称略)

・書籍類小野忠司20冊、後藤秀明7冊、坂口清子6冊
・現金星野瞳R$100、永田久R$150、宮本信雄R$50
・ビンゴ大会重岡康人、内海博、小坂誠、松平和也、戸田房子、内山卓 人、玉井須美子、田村福八、纐纈蹟二、上原玲子、金藤泰子、山本茂、平野洋子、宮田文子、遠藤たけし、板井としえ、伊藤フミエ、山田操、菊池つる子、安東祝、朝枝定、矢野恵美子、上野美佐男、井出香哉、長山豊恵、菅沼久人、後藤秀明、玉田伯夫、高橋フジ子、有賀春子、斉藤 マリオ、大谷みどり、中山実、滝が平功、杉本正
・その他ほんだし1袋-板井としえ、割り箸多量-松平力子、懐中電灯-内海博、ビデオテープ5本-上田孝子



○事業報告 9月21日-10月20日

9月20日貞弘先生をアルボレ老壮会へ派遣
21日早稲田グリークラブ公演 内山
22日サントアマーロあおぞら会へ慰問隊派遣 貞弘・内山・松平・田巻
24日バウル旅行の土産などの買い物 内山・貞弘・職員
25日アチバイア清流クラブへ貞弘先生を派遣 内山同道
26日夜~30日朝バウル方面へ交流旅行 重岡会長以下36名参加
28日バウル福寿会(約100名)と例会 計140名
29日バストス明朗会(約80名)と交流 計120名
10月3日第11回理事会 8名
6日希望の家「緑の祭典」を手伝う為の打ち合わせ 4名
11日イタペチ文協60周年記念祭 内山・貞弘
12日イタケーラ寿会35周年記念祭 重岡・慰問隊(貞弘・内山・松平・田巻)
15日俳優の青木崇高(ドラマ「ちりとてちん」の草々)さんの落語口演 約150名
16日パウロ小林協会からの寄付を受け取りに 内海
17日会計監査 西丸・古賀・佐藤・戸田
第12回理事会 9名
第9回代表者会議 40名
夜、宮川頼周氏受勲祝い 小坂
※ その他に内山・松平・戸田・田村・有賀氏がそれぞれの任務を果たす


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