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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2005年8月号

2005年8月号 (2005/08/04) みんなで楽しむ民謡

民謡教室指導者 中山みどり
 老ク連民謡教室の開設は、森さん(竜南)が理事として活躍しておられた当時に発足しました。四十年ぐらい前から民謡で知っている纐纈さんが、書道教室に入会しており、彼から「老ク連には各種の文化活動があるが、民謡の部がない」と聞きました。私が半人前、纐纈さんが半人前で合わせて一人前の民謡指導ができそうだからと、アニャンゲイラ俳句会と民謡で交際しておりました森さんに見てもらうことにしました。
 幸いにも森さんの口添えで、理事会に承認を得て発足しました。さて、何人ぐらいの同好者が集まって下さるか?そして伴奏者の問題もありましたが、一応は手拍子で稽古をすることにして、「毎月第一と第三の水曜日十三時より」と決定しました。
 教室の開始と同時に、三味線の佐藤キミさんが「中山さん、纐纈さんは古い民謡仲間だ
から応援に弾きます」と申し出てくださいました。すると、尺八の阿部さんも「自分の練習のために吹きましょう」と、参加してくださいました。
 おかげ様でこのような友情で充実したものになりました。狭い場所ではマイクの使用が出来ませんが、老ク連の広いサロンには最近、音響の装置も最新式が完備され、これも自由に使わせてもらえ、皆が楽しく民謡を力いっぱい唄っております。
 最高齢者は九十三歳で毎回十五、六人、多い時は二十人を超すこともあります。私たちの教室は指導者も伴奏者も生徒の皆さんと全部同格の仲間ですので、兄弟、姉妹のような温かい思いやりの心が通じ合い、家族的な雰囲気に包まれた集まりです。
 大声を張り上げて唄うのは健康法の一つでストレスの解消にも役立ちます。ブラジル老人クラブ連合会という大きな親会に守られた会ですので、安心して日本の伝統文化「民謡」を親しみ楽しむことが出来ます。入会も自由、退会も自由で何の束縛もありません。
 また、民謡協会所属云々という境も壁もなく、民謡愛好者の会です。尺八、三味線の生の伴奏で仲良く楽しく民謡を唄い、親睦の輪を広げたいと存念しております。どなたでも遠慮無用ですので、気軽にお立ち寄りくださいますよう、お待ちしております。


渡辺清子さん米寿を祝う

アルジャー親和会 大関良蔵
 去る六月十八日のアルジャー親和会の例会ではいつものように四、五、六月生まれの十三人の皆さんのお誕生祝いがありました。
 その中のお一人、渡辺清子さんは今年八十八歳になられ、米寿のお祝いを迎えられました。
 清子さんは一九一七年五月三日生まれで、熊本県の出身でございます。ブラジルへ来られまして、人知れぬご苦労も色々となさった事と思いますが、自然豊かなここアルジャーの地に落ち着かれまして、地元の文化協会、婦人会はもとより、親和会の大役会長もなされたこともありました。また、ゲートボール部でも盛んにご活躍なされまして、今でも無くてはならない存在のお方なのです。
 渡辺のお婆ちゃんと言ったら、アルジャーでは知らない人はいないといっても過言ではないと思います。
 清子さんはご家族の皆さんや一般の方々からも大変尊敬され、お幸せに暮らされており、私たち後輩のお手本として、アルジャーの宝でもあり、いつまでもお元気で長生きしてもらいたいものです。
 さて、余興では踊り部の皆さんがすばらしい日本舞踊を披露して下さり、あとはカラオケなどで盛り上がりました。ビュフェ奄美の美味しいご馳走やボーロを戴きフェスタは終わりました。
 これからもどうぞお幸せにお元気で私たち後輩のために色々とご指導下さらんことを切にお願い致しましてペンを置きます。


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