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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2006年9月号

2006年9月号 (2006/09/06) レジストロ春秋会と交流して

サントアンドレ白寿会 古賀正倫
  去る六月二十八日、サントアンドレ白寿会員四十六名は交流のためにレジストロ春秋会(小野一生会長)を訪問致しました。
 此の機会は老ク連代表者会議に出席の折、春秋会の小野会長よりお声を掛けていただき、実現したものです。
 「他支部との交流を深めれば、お互いの会のためになると思います」と相談を受け、早速、役員会で相談の結果、レジストロは良い所、一度は行ってみたいと多くの役員が賛成しました。日本移民の歴史も古く、又、多くのコロニアの有名人を世に出された町でもあります。
 決議の末、役員五、六名で訪問することになり、月例会で報告しますと、「私も私も」と参加者の希望が多く、再度、此の旨を小野会長へ電話で相談の結果、「四十人でも五十人でも来て下さい」と快いご返事に役員は大喜び。早速、募集したところ四十六人、バス一台となりました。
 当日は、全員元気で文協を午前七時十分に出発。サントス廻りで約四時間の快適なバス旅行。午前十一時半頃、小野会長と打ち合わせた地点で春秋会長、又、多くの役員の方々の出迎えを受けました。
 そこはレジストロ入植八十周年を記念して建てられた大鳥居があり、リベイラ河を舟で下り移民が最初に上陸された場所でもあります。一行は、河岸にある水難犠牲者の方々の追悼碑を参拝し、その足で移民史料館へ向かいました。陳列してある昔の農機具等の見学をしました。そして五十年ほど前に精米所で働いた懐かしい青春時代を思い出しながら、二階の展示場へ移りました。ここには日系人の有名な芸術家の数十点におよぶ絵画、又、多くのポルセラナの品々が陳列されてあり、感動致しました。
 史料館を見学後、伯国にただ一つの日本製のゴザ機械を見せてもらいました。昼食で休みのところを職人さんに始動して頂き、初めて見るゴザ機に全員、珍しそうに見入っておりました。日本草履もゴザを使って作っておられ、私もいつも愛用しております。
 最後に文協を訪れ、春秋会婦人部の人達が心を込めて作られた生気の良いマンジューバの刺身付きの昼食をいただき、その後、交流会を催しました。
 小野会長のお心遣いで、当地の会員と向き合って席を取るサービスぶりでした。小野会長のご挨拶は色々と参考になり、我々の会の運営や年中行事に役立てたいと感じました。特に感じたことは、旅行、又は毎月の月例会にも参加出来ない会員へのお心遣いには感心致しました。
 交流後は、カラオケや踊りで友好を深め、帰りにはレジストロ名物の糯(もち)米や果物を沢山頂いて誠に有難うございました。
 車中ではサントアンドレに着くまで、春秋会員の話に花が咲き、次は白寿会でお迎えしませう、というのが全員の声でした。
 この度の大型交流は、白寿会員の記憶にも残ることと思い、改めて春秋会員の皆様方には大変お世話になりました事、会員を代表して厚く御礼申し上げ、皆様のご健康とご繁栄を祈念致します。


サウーデ文協老壮部だより

サウーデ文協老壮部 山田かおる
 毎月第二金曜日の午後はサウーデ文化協会老壮部の例会です。
 私たち老壮部会員はこの月に一度の集いを楽しみに、皆、早くから会館にみえます。今回は特に会員が心待ちにしていた宇野先生をお迎えして、楽しい午後のひと時を過ごしました。暦ではまだ冬ですが、夏のようなお天気に恵まれ、例会日和でした。
 しばらく出席なさらなかったお爺さんも宇野先生がいらっしゃることを知り、杖をついて娘さんが連れて来られ、大変嬉しく思いました。
 午後一時半、老クの歌を皆で元気に合唱。重岡康人部長の挨拶があり、十三日に行なわれる老ク連大会の案内などもして下さいました。
 副部長で、司会者の金盛巴さんからいろいろなお知らせがあり、今月の誕生者七名の方々に一人ひとりプレゼントが渡されました。パラベンスを歌って記念写真をパチパチ。二日後はちょうど父の日でしたので、「おじいさんたちもお父さんですからお祝いしましょう」と金盛さんの言葉でまた、みんなでパラベンスを歌って大拍手を送りました。
 その後、お弁当係・木原ローザさんの心のこもったお弁当が配られ、皆で美味しく頂きました。お腹がいっぱいになり、眠くならないうちにお待ち兼ねの宇野先生の出番です。元気溌剌と明るい宇野先生。私たち老壮部へ来て頂くのは二度目ですが、前よりもお若くなられたような感じでした。もうブラジルにもすっかりお慣れになられたようにお見受けしました。
 まず歌から始められて、割り箸を紙筒のままくわえて歌うと腹の底から声を出すことが出来ると教わりました。
 次に先生から一枚ずつ歌詞が配られ、「春の小川」など子供の頃によく歌った懐かしい歌のおけいこ。その次には羽ばたく鶴で折り紙の時間。これも先生が基本を折って来られ、皆に配られました。折鶴の一部を左右に折り返し、両手で動かせば、羽ばたきます。出来上がってみると、さあ大変。「私のは羽ばたかない」としょげる人、「私のは羽ばたいた」と喜ぶ人。羽ばたかないと苦心するのも頭の運動と先生は言われます。
 次はみんな輪になり、椅子に座ったままで音楽に合わせて手足の運動です。最後はズンドコ節を賑やかに踊って、先生のレクリエーションは終了しました。まだまだ踊っていたい気持ちで、見も心も晴々として帰りました。
 私たちをこんなに楽しませてくださって、宇野先生。本当にありがとうございました。ぜひまたおいでくださることを楽しみにしています。お体に気をつけて益々ご活躍なさいますよう、部員一同お祈り致します。


「楽しかった母の日」を読んで

ツパン老人クラブ寿会 林ヨシエ
 老壮の友七月号に「男の出番―楽しかった母の日」と題して、サントアンドレ白寿会 の古賀正倫様の記事を読ませて頂いて感じたことを書かせて頂きます。
 白寿会では五月の月例会の前の役員会で今年の母の日のお祝いは男性陣がやると決め、その日の料理一切と漬物まで男の手で作られたと出ておりました。私は感心し頭が下がりました。やる気になれば男の方でも何でもできるのだなぁと。
 女性の方たちが喜ばれたのも無理はない。その証拠には「また来年もお願いします」という言葉に表れていて、男の方たちも「頑張ってやって、やりがいがあったなぁ」とホッとされたことでしょう。
 皆さんが揃って一日楽しく母の日を過ごされたご様子が手に取るように伺えて、読ませて頂いた私までとても嬉しく楽しい気持になりました。
 サントアンドレ白寿会の男性の皆様、本当にご苦労さまでした。どうか、来年もまた一致団結して頑張って下さい。


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