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(最終更新日 : 2019/02/15)
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2007年9月号
2007年9月号 (2007/09/12)
日本の老人クラブと私のやってきたこと
JICAシニア・ボランティア 貞弘昌理
ブラジルに来て、はや二ヶ月が経ちました。「冬といっても、暑いんだろうな。」「ポルトガル語は話せないけど、大丈夫かな。」「食べ物は合うかな。」と、色々と心配しました。でも、来て見ると『案ずるより産むが易し』。心配することはありませんでした。ただし、『今のところは』です。これから何が起こるやら、楽しみなような不安なような。
所属先はブラジル日系老人クラブ連合会。事務所だけかと思っていたら、ここで教室をやっていました。体操・カラオケ・踊り・書道…日本の老人クラブは事務所だけで、いろいろな教室は公民館でやっています。各地区の老人クラブや子ども会・自治会などは公民館に事務所を置いている団体が多いのですが、連合会は事務所だけで独立しています。私は公民館に勤務したこともあり、とても親しみを感じました。
公民館は、だいたい館長・主事・事務員によって構成され、職員は四~五人でした。主事は地域のいろいろな団体の指導者(と言っても、縁の下の力持ち)であり、アドバイスだけでなく、地域行事の陰の総指揮者になることが多く、体力の要る仕事でした。私の住んでいる周南市では、支所は全て市の職員で公民館は地域の住民や退職者で構成されていました。つまり、市職員がいませんでした。私は老人クラブ連合会の主催行事である『寿大学』の「レクリエーションリーダー養成講座」に招かれたことがあり、各地域の老人クラブから集まってこられたリーダー格の方に、レクリエーションを指導したことがあります。講習会で覚えて地域で使うことを目的にしていますが、実際にはなかなか覚えたことをやられる方が少なく、その場限りのことが多かったようです。それは、各地域の老人クラブを回ってみて、よく分かりました。「習っても、使わないと意味がない。」みなさんも勇気を出して使って見て下さい。
各地区の老人クラブからは直接私に要請がありました。市ではサロンに力を入れていて、開かれた回数、出席者の人数により、市の外郭団体である社会福祉協議会から補助金が出ていました。サロンは、一人暮し老人を主なターゲットとして、公民館に集まり、お茶を飲んでお菓子を食べてカルタなどをして一日を楽しく過してもらう。その時に養成講座で習ったレクリエーションを使ってもらえばいいのですが、なかなか難しかったようです。
そのサロンに招かれることが度々ありました。一緒に食事をして、演歌唱歌を歌って、ゲームをして、踊りをして、楽しんでもらいました。食事は婦人会が朝早くから集まって作っていました。中には弁当を買ってきて配っている老人クラブもありましたが、やはり手作りのほうが美味しかったですね。各地に食生活改善委員(栄養バランスを考えての食事つくりを勉強している人たち)が数人いて、その方たちも婦人会と一緒になって作っていました。
また、ゲートボールや歩こう会、グランドゴルフも盛んで、「老いてますます盛んなり」ですね。医療費が年々増えて問題になっていますが、医療より健康に金を使おうというわけです。市では、そんな運動のほかに、お年寄りの体力測定・スポーツ大会やレクリエーション大会・健康講座等を開催していました。
現在の敬老会は各地域毎に開催されています。内容は地域によって多少の違いはありますが、式典、子供の遊戯やプレゼント、公民館の教室の発表(日本舞踊やカラオケ等)、音楽バンド……。私も敬老会にはボランテイアとして毎年参加していました。ほとんどの地区の敬老会は社会福祉協議会の主催で、私は準備から後片付けまで、また時にはレクリエーションもやりました。定年後二年間勤めた公民館では、司会もやりました。歌ったり踊ったり体操したり進行したりです。やったというより、やらされたと言った方がいいかも知れません。でも、それはとってもいい経験になったように思います。
何をやっても集まってこられるお年寄りはやる気のある元気な人ばかり。問題なのは集まって来られない人、寝たきりで行きたくても行けない人、行く気のない人です。知り合いに誘ってもらっても、絶対に参加しない人、これは困りますね。集まってみんなでわいわいやれば、楽しいのに、その楽しさを知らないんですね。知ろうとしないんですね。
そんな経験があってブラジルにやって来ました。各地の老人クラブを、レクリエーションをして回る。これは私にとって、うってつけです。「経験があるから、難しく考えることはない。今まで通りのことをやれば良い。」今までのところ、問題なく進んでいるように思います。「まだまだやっていないレク財が沢山ある。それらをやってみたい。でも欲張ってもいけない。私がいなくても自分たちで楽しめる、そんなレク財をこのブラジルに置いて帰らないと、来た意味がない。」これから二年間、各地の老人クラブを廻りますが、そのために何をすればいいか、いろいろ試して取捨選択しようと思っています。あれをしようか、これにしようか、皆さんが喜んで、簡単にすぐに覚えられて、自分たちで出来るレク財。二年間で何回、巡回できるだろうか。こんなことを考えながら、毎日を送っています。難しいことを難しくでなく、易しいことを易しく考える、これは私にとっても皆さんにとっても、良いことじゃないですか。
できるだけ易しいレクリエーション、誰でも出来るレクリエーションをお教えしますので、勇気を出して使って見て下さい。先日、一〇一歳の昇地三郎さんの講演会に行きました。いくら年をとっても子供心を持ち続ける、遊び心を失わない、これが長寿の秘訣だと感じました。みなさん、元気に長生きをして、三途の川を泳いで渡りましょう。
貞弘先生をお迎えして
サントス伯寿会 三上治子
八月十八日のサントス伯寿会の例会で、黒板に「シニアボランティアの貞弘昌理先生のギターと共に歌いましょう」とお知らせが書いてありました。
ちょうどその前日に届いた邦字新聞に貞弘さんは先に帰国した宇野妙子シニアボランティアの後に老ク連に着任したシニアの方で、元公務員で六十一歳。ギター演奏歴四十年ということが載っていました。昨年九月にはNHKの番組で「あなたが主役、音楽のある街で」に出演し、各種イベントで演奏をするなど、音楽活動を行っているということ。また山口県周南市を中心に老人福祉センターの趣味の講座や老人大学、高齢者向けのグループ活動に指導者として参加しているとも載っていました。
あたりが柔らかく、老ク連に毎日出入りしている会員さんたちからは、すでに異色の男性シニアが今後二年間どのような指導を行うのか楽しみだと聞いたばかりでした。背の高いハンサムな方で、老クの女性にすごく人気があるとのこと。さもありなんと思いました。「新聞で見ました」と初対面のご挨拶をさせて頂きました。老ク連からは役員の内山さんがご一緒に来られていました。同じ頃に厚生ホームに配属された中野チエシニアボランティアと若い女性ボランティアもホームへ来られました。
一時より開会。老人クラブの歌を皆と共に歌い、貞弘先生の紹介があり、その後、先生の話を伺って、早速レクリエーションに入りました。腕の上げ下げ、頭の運動、グー・チョキ・パーで指の運動。左手を上にあげたら赤、真ん中なら緑、下に下げたら白、右手も同じでゆっくりとやっている間はよいのですがいろいろやっているうちにこんがらがって大笑い。なかなかとっさに頭が回りません。そのあと、一体何が出てくるの?と、目を丸くして見ていました。
ギターの演奏では、懐かしい童謡の数々「赤い靴」「大きな栗の木の下で」などで簡単な遊戯と共に手を上げたり下げたり。時間はあっという間に過ぎ、今月の誕生日祝いの人と共にパラベンスでお祝い。おいしいボーロでお茶を飲み、後はお楽しみビンゴ。当たった人から好きな景品をもらい、先生方も喜んで帰られました。わざわざサンパウロからおいでくださいまして、誠にありがとうございました。ぜひまた来て、いろいろと教えてくださいませ。お待ちしております。
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